日本エアロスカウトとNECネッツエスアイが、 日本国内における防爆構造規格に初めて適合した 『無線LAN対応ICタグ』を提供開始

株式会社日本エアロスカウト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:トッド・ワルザー、以下:日本エアロスカウト)とNECネッツエスアイ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役執行役員社長:山本 正彦、以下:NECネッツエスアイ)は、日本国内における防爆構造規格に初めて適合した『無線LAN対応ICタグ』を開発し、2007年11月1日より提供を開始いたします。

可燃性ガスや蒸気を取り扱っている工場や事業所などの危険場所(※1)で使用される電気設備機器については、労働省が定める防爆構造規格への適合が必須となっています。この規格は、可燃性ガス・蒸気の放出・漏洩の頻度および爆発を誘発する危険性のある状況の存在によって3分類されており、日本エアロスカウトとNECネッツエスアイが共同開発したICタグは、3分類の防爆構造規格の中でも最上位である0種(※2)に適合いたしました。

本ICタグの利用により、危険場所においても無線LAN位置情報システムを導入できるようになります。構内作業員、作業車両、物品などに取り付けたタグをオペレーションルームなどセンター側から検知し、タイムリーな位置確認を行うことにより、業務効率の改善や安全管理の強化が図れます。

<システム利用用途>
 ●作業効率向上を考慮した配置指示
 ●危険エリアへの接近や立ち入りを警告
 ●有事の際における構内作業員の現在位置検知
 ●危険物の般出・搬入状況管理(貯蔵場所からの不法な移動や盗難の防止など)

本ICタグを利用した無線LAN位置情報システムの提供にあたっては、NECネッツエスアイが導入コンサルティングからシステム設計・構築、関連アプリケーション開発、運用・保守に至るまで、一貫したソリューションサービスとして対応いたします。

なお、NECネッツエスアイでは、主に、石油精製・石油化学・化学合成プラントなどの工場や事業場を持つ企業に対してシステムの提供を行い、向こう3ヵ年での売上を10億円と見込んでいます。

また、本ICタグを利用した無線LAN位置情報システムについては、危機管理産業展2007(会期:2007年10月17日~19日、会場:東京ビッグサイト)に出展いたします。

このプレスリリースの付帯情報

システム構成イメージ

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用語解説

※1 危険場所
可燃性ガスや蒸気を取り扱っている工場や事業所などにおいて、爆発性ガスが空気と混合して危険な状況を生み出す恐れのある場所のこと。

※2 0種
爆発を誘発する危険性のある状況が、通常の状態において連続または長時間持続して存在する場所での利用が認められた防爆構造規格の種別。下位種別として、1種と2種がある。

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