ウイングアーク、企業システムの次世代帳票分野に新コンセプト 「帳票SOA(TM)」を発表。標準技術に対応した新たな帳票開発ツール「SVFX-Designer」をリリース。

ウイングアーク帳票SOA フォーラム2005で表明 新製品「SVFX-Designer」を12月8日よりリリース予定

 Form & Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク テクノロジーズ、本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 内野弘幸)は、このたびSOAが注目されている企業の情報システムに対して、帳票機能を「サービス」として提供していくための新コンセプト「帳票SOA(TM)」と、それを実現する次世代帳票開発ツール「SVFX-Designer」を発表することになりましたので、お知らせいたします。

 いま企業では、競争力の維持、グローバル化、企業統合、事業構造の変化にITが対応できるように、ビジネスに直結する情報システムの変革に着手しています。とくに、これからの全社規模あるいは企業間のシステムを実現していくために、SOA※の考え方を取り入れて、既存の資産を活用しながらシステム同士のデータを共通化し、開発全体の短期化と低コスト化、柔軟かつ迅速なシステム運用を実現しようとしています。

 注目されるSOAは、まさにこれからの企業システムに対応した「柔軟性/即応性/拡張性/再利用性」を実現することが期待されており、これによりビジネスにITのスピードを合わせることが可能となり市場の変化に強いシステム構築を実現することができます。
 しかしながら、SOAをすすめる先進の技術に、これまで企業システムの業務に不可欠だった「帳票機能」をサービスとして実現する手当てがなく、システムや業務の現場にとっては今後の帳票システムの開発と運用が重要なテーマのひとつとなります。

 このような背景から、ウイングアーク テクノロジーズでは、これからの企業システムに取り入れられるSOAの考え方に合わせて、これまでのユーザ企業様が運用する帳票システムの生産性と資産を継承しつつ、SOAの進化に沿うかたちで全社帳票機能を「帳票サービス」として提供する、新コンセプト「帳票SOA」を発表いたします。

新コンセプト「帳票SOA(TM)」ロゴ(→添付ファイル参照)

 新コンセプト「帳票SOA」という考え方では、これまで個別の業務ごとに利用されてきた帳票システムを、各アプリケーションから独立させた共通の「帳票機能(サービス)」として利用できることを目指し、全社標準や企業間でグローバルな帳票運用が可能な次世代帳票システムを実現することができます。

 さらに、ウイングアーク テクノロジーズでは、「帳票SOA」を具現化するために、いちはやく標準技術(XML)に対応した次世代帳票開発ツール「SVFX-Designer(エス・ブイ・エフ・エックス-デザイナー)」を新製品として発表いたします。

新製品 次世代帳票開発ツールSVFX-Designer(→添付ファイル参照)

 新たにリリースする「SVFX-Designer」は、12月8日に出荷開始の予定で、価格・主な機能は以下の通りです。
●「SVFX-Designer」・・・1クライアント 特別定価 500,000円(税別)
既存13,000社にのぼるSVFユーザ企業様の新しい帳票システム開発分野、また、これからSOAの方向で情報システムを検討する企業のIT推進部門様、情報システム部門様、システムインテグレーション企業様を対象に、「SVFX-Designer」ならびに専用のSVF帳票運用モジュールの販売を開始し、初年度2億5000万円を見込みます。

●「SVFX-Designer」」の主な特長・機能
・標準技術(XML)で「Enterprise XML Form ※」を作成できます。
・アプリケーション層に帳票処理をさせないインテリジェンスなフォーム生成を実現します。
・業務の定型帳票にとどまらず、保険提案書や進捗管理表をはじめとして、業種業務に依存しない幅広いジャンルの帳票デザインに適用できます。
・使いやすさを追求し、容易にエンドユーザ様でも帳票の仕様変更や新規作成が行える操作性を実現しました。
・定評あるSVF設計部の特長である固有のきめ細やかな帳票要件に応える機能をさらにプログラムレスで実現し、開発生産性を大幅に向上させます。
・これまで既存のSVFユーザ様からいただいてきた機能強化のニーズを多方面に反映しました。
・ ユーザ企業様がSVF設計部で作成したフォームファイルを取込み、帳票資産として新しい帳票システムへ有効活用できます。

● SVFX-Designer対応 帳票運用モジュール
・ノンプログラミングによるファイルインターフェイスを実現し、上位のアプリケーションから独立した帳票出力機能を提供します。(Universal Connect/X ver5.5)
・プリンタの性能を最大限に引き出す印刷環境を提供します。(SVF for Java Print ver7)
・運用に合わせた高機能PDF帳票出力環境を提供します。(SVF for Web/PDF Java Edition ver.7)
・企業のグローバル化に即応できるように、多国語対応、Unicode対応を実現します。

「SVFX-Designer」のフォームレイアウト画面(→添付ファイル参照)

SVF for Web/PDF Java Edition ver.7 によるPDF出力イメージ(→添付ファイル参照)
【補足】
※「Enterprise XML Form 」について:
 SVFX-Designerが提供する「Enterprise XML Form」は、標準技術(XML)に対応し、全社・企業間で共通して利用できる、次世代帳票システムにふさわしいインテリジェンスなフォーム様式です。「Enterprise XML Form」は、フォームレイヤー・ロジックレイヤー・データレイヤーの3層から構成され、すべてをXMLで定義しています。
 SVFX-Designerは、これら「Enterprise XML Form」をプログラムレスによって一括してツール内で生成し、アプリケーション層から独立した帳票システムの共通フォームとして機能させ、企業のフォーム資産として永く活用できる環境を提供します。

※SOA:(Service Oriented Architecture=サービス指向アーキテクチャのこと)
ビジネスを支える各種アプリケーションを「サービス」と「プロセス」に分けて、その組み合わせて情報システムを構築する手法をいいます。各々のサービスは、標準化したインターフェイスによって連携し、容易にシステムの変更や拡張が行える仕組みを提供します。
SOAによって、ビジネスの課題であった以下のニーズを満たすことができます。
・市場の変化に対して迅速にシステムを合わせる
・ビジネスプロセスの変化に対応できる柔軟性
・マネジメントサイクルの短期化
・ROIの向上(投資収益率の向上)
また、SOAの考え方によって、企業がシステム(IT)に求めるニーズを満たします。
・開発期間の短縮化、開発生産性の向上
・トータルコストの削減
・既存システム資産の有効活用
・柔軟なメンテナンス


[Form & Dataのウイングアークテクノロジーズについて]
帳票・レポート・ドキュメントの分野で、システムの「データ」と業務用途に合わせた「フォーム」を使い、より見やすくわかりやすい形にする技術、それが「フォーム&データ」です。ウイングアークテクノロジーズは、企業の情報システム部門や大手SI企業が取り組む業務アプリケーション開発の効率化を目指し、お客様の要件に合わせてソフトウエア部品を繋ぐ・組み合わせることで、システム開発の現場に効率と運用負荷の軽減をはかり、業務の現場に生産性の向上と業務改善をもたらす価値あるソフトウエアを提供しています。

[会社概要]
社名:ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
代表取締役社長:内野 弘幸
設立:2004年3月
資本金:1億円
売上高:51億円(2005年2月期)
従業員数:140名(2005年10月現在)
事業内容:帳票・レポート・ドキュメントの分野におけるソフトウエア製品の開発、販売、導入支援、保守サービスの提供。
URL:リンク

※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。

<<製品に関するお問合せ先>>
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社 
東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー10F
TEL:03-5766-2833  FAX:03-5766-2835  E-mail:tsales@wingarc.co.jp

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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