Acerは米国時間4月7日、「Atom」プロセッサベースのPCでデスクトップPC並みの性能の実現を目指した「Acer AspireRevo」を発表した。
AspireRevoには、主要PCメーカー製のAtomベースPCとしては初めてNVIDIAの「ION」プラットフォームが採用されている。IONは、Appleの13インチ「MacBook」や「MacBook Air」に採用されている「GeForce 9400M」グラフィックスプロセッサ(GPU)を搭載したチップセットだ。
Atomは、Intelの主力の「Core 2」チップアーキテクチャに比べ動作速度は遅いが、その分省エネになっている。
AspireRevoの主な外観的特徴としては、本体の大きさがノートPC並みに小さい点だ(ただノートPCに比べ若干厚みがあり、一般のハードカバー本ほどの大きさだ)。そして内部では、AtomプロセッサとNVIDIA製グラフィックチップを搭載したネットブックなどの端末は、インテル製品のみ(すなわち、AtomとIntel製チップセットの組み合わせ)のプラットフォームよりもはるかに性能が優れているというNVIDIAの主張が試されることになる。
しかし、たしかに以前はそうだったが、今後も確実にそうとは言い切れない。Intelは最近、「Atom N280」と、それと組み合わされる専用チップセット「GN40」の出荷を開始した。GN40はIntelのネットブックプラットフォーム上で初めて1080pのHD再生を実現する。
Acerのマーケティング担当コーポレートバイスプレジデントであるGianpiero Morbello氏は声明で、「AspireRevoは(中略)リビングルームに設置するのに最適だ。なぜなら、NVIDIAのIONは、デジタル写真の閲覧、ビデオの視聴、家族向けビデオゲームをプレーする際に鮮やかなグラフィックエクスペリエンスを提供するからだ」と述べている。
NVIDIAはIONベースのAspireRevoの主な機能として以下の5つを挙げている:
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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