第1回:軽い動作と良好な使用感が印象的
第2回:仕事で”使える”ビジネス機能を検証
第3回:高速通信と長寿命バッテリー
NTTドコモが発売したサムスンの「GALAXY Tab 10.1 LTE」は、大画面で高速パフォーマンス、そして使い勝手のいいアプリと持ち歩きやすいサイズを実現したタブレット端末だ。その真価は、単に自宅で据え置いて使うだけでなく、外に持ち出してこそ発揮される。実際に持ち歩くとどれだけ便利なのか、じっくり試してみたい。
朝、目覚めたらまずテレビをつける、という人は多いだろう。ニュースや天気予報を”ながら見”できるメリットは大きい。とはいえ特定のジャンルのニュースやピンポイントの天気を知りたければ、やはりインターネットは利便性が高い。それもPCの前に座るのではなく、家中どこにいても手軽に情報を取り出せるタブレットならではの快適さは、生活の中で体感してみなければわからないところだ。GALAXY Tab 10.1 LTEであれば、朝の忙しい時間であっても、電源ボタンを押してスリープを解除すれば機敏な動作で情報にアクセス可能だ。
ニュースを知りたければ、「産経新聞」「朝日新聞デジタル」「日本経済新聞 電子版」などといったニュース配信を利用すれば、GALAXY Tab 10.1 LTEの大画面ですぐに新聞が読める。ネットのニュースサイトをチェックして、自分の仕事に適したニュースだけをピックアップして読んでもいい。腰を据えてニュースを見るのではなく、出社の準備をしながら合間合間にインターネットをチェックできるのがいいところだ。
ここでポイントとなるのが、GALAXY Tab 10.1 LTEは10.1インチ1280×800ドットの液晶を搭載したタブレット端末であり、そのメリットはとにかく大画面であるという点だ。画面が大きい分、全体のサイズは大きくなるが、薄さ約8.6mmは、全国紙の新聞を2つ折りにした状態より薄く、8つ折りにしたよりも小さいので、手に持ってほかの作業をしても邪魔にならないのだ。
支度が終わったら、薄くフラットなボディをそのままカバンに入れればいい。薄い書類カバンにも楽に収まる。重さは約565gだから新聞よりは重いのだが、500mlのペットボトル1個程度と考えてしまえば、持ち歩きにも許容範囲だろう。
通勤電車の中でも、新聞が読める程度の空間があるなら、取りだしても大丈夫だろう。片手でもギリギリページめくりぐらいはできるので、ニュースチェックは可能だ。
さらに便利なのが電子書籍だ。横持ちで見開き、縦持ちで片ページずつ読めるので、持ちやすい体勢で電子書籍を開き、あとは本体を持った親指で画面に触れれば、次々ページめくりができるので、紙の書籍を持ち歩くよりも電車内での操作はしやすい。
このほか、動画配信サービスなどを利用して、お気に入りのドラマや映画で時間を過ごすのもいいだろう。GALAXY Tab 10.1 LTEは、ドコモの次世代通信サービス「Xi」(クロッシィ)に対応したことで高速通信が可能になっており、動画配信サービスの「Hulu」を契約すれば、海外のコンテンツなども視聴できる。高速通信・大画面の威力で、ヘッドホンをつけて見ていると没入感がある。
予定より早く駅に到着したり、乗り換えの待ち時間が思ったより長そう--、そんな場面でもGALAXY Tab 10.1 LTEを利用すれば効率的に時間を過ごせる。大画面の半分近くを使ったソフトウェアキーボードを使えば、メールを受信してそれに返信して、といった作業も行いやすい。ノートPCよりも場所を取らないので、座っていれば電車内でも作業は容易だ(ただし、のぞき見には注意したい)。
ここうして出社したら、すでに必要なメールは送ってあるし、一杯のコーヒーを飲むなど、ゆっくりと始業時間を迎えたら、今日の仕事に取りかかろう。営業に行くなら、1日の計画はじっくりと立てる必要がある。
営業先へのルートは、PCでGoogleマップを使うと便利だろう。複数の訪問先をマップで検索し、その地点をマイマップに保存すれば、それは同時にGALAXY Tab 10.1 LTEのマップアプリでも確認できるようになる。それぞれのルート検索もできるので、外出先でも迷うことなく、すぐに訪問できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」