GALAXY Tab 10.1 LTE 徹底レビュー3回目--高速通信と長寿命バッテリー

CNET Japan Ad Special2011年11月28日 18時15分

第1回:軽い動作と良好な使用感が印象的
第2回:仕事で”使える”ビジネス機能を検証
第3回:高速通信と長寿命バッテリー

 これまで、2回にわたってサムスンのAndroid搭載タブレット「GALAXY Tab 10.1 LTE」の実力を検証してきた。第3回目は、持ち運びやすい薄さと軽さを活かし、外出先で威力を発揮する活用シーンを提案してみたい。CPUの処理性能、高速回線の強みがどのような相乗効果を生むかもポイントだ。

本気のプレゼンもライトなプレゼンもスマートにこなせる

 業務中、外出する用事のある人は多いはずだ。営業職の人なら毎日だろうし、店舗管理で各店を回る人、商品説明に出回るマーケティング職など、その用事はさまざまだろう。頻繁に外出し、1日に何件もの場所を回る人は、第2回で解説したようにGoogleマップを使ってルートを登録しておき、GALAXY Tab 10.1 LTEを使って大画面でルートを確認できる。


Googleマップアプリを使えば、現在地、目的地を簡単に見つけられる。画面が大きいので、視認性は非常に高い。車の助手席でナビ代わりに使うというのも良さそうだ

 GALAXY Tab 10.1 LTEの液晶は10.1型、解像度は1280×800ドットの149ppiであり、タブレットとしては最大クラスのサイズと解像度を備えていることで、PC向けのサイトもそのまま閲覧でき、Googleマップや写真、動画の再生でも大画面高解像度によって見やすい。さらに小さい画面で無理に高解像度にしていないため、文字サイズも小さくなりすぎず、視認性が高いのもいい。画面の輝度を最大化すると外光に負けないレベルの輝度になり、特に屋外で使ったときに威力を発揮する。


HDMI変換ケーブルを使えば、簡単にテレビなどに画面を表示できる

 営業先についたら、さまざまな資料をいくつも取り出しながら説明するのだが、そうした場合にもGALAXY Tab 10.1 LTEは役に立つ。純正で用意されるHDMI変換ケーブルを使用すれば、本体からHDMI端子を備える大型の液晶テレビなどに映像を出力できるのだ。さらにHDMIからVGAへの変換ケーブルを使えば一般的なプロジェクタへも出力できるだろう。最近登場してきているHDMI端子を備えたプロジェクタがあれば、よりダイレクトにGALAXY Tab 10.1 LTEの映像を出力可能だ。指先で軽く操作するだけで画面送りもできてスマートに使えるのは便利だ。

いざというときも安心の高速通信

 いまやクラウドサービスはビジネスに必須。こういう時に大きなポイントなのが、「Xi」(クロッシィ)に対応しているという点だ。Xiは、NTTドコモの次世代通信規格LTEに対応した高速通信サービスで、下り最大37.5Mbpsの速度を実現している。下り速度が速いということは、クラウドにあるデータのダウンロードが高速ということだ。資料がないことに気付いても、別の説明をしている間にバックグラウンドで資料をダウンロードすれば、シームレスにプレゼンを続けることができるわけだ。

 リモートアクセスというやり方もある。これも会社のポリシー次第だが、リモートアクセスが可能なら、会社のPCに直接アクセスし、必要な資料を探してダウンロードすることができる。Android Marketからは、PocketCloudやTeamViewer、VNC系、RDP系の豊富なリモートデスクトップアプリがあるので、ここから好きなものを選ぶといい。GALAXY Tab 10.1 LTEは、10.1型1280×800ドットの画面サイズなので、PCの画面全体を表示しても、それほど見えにくいということはない。PC画面をフルサイズで表示しても画面移動が少なくてすむため、使い勝手がいい。

リモートデスクトップアプリのTeamViewer。1600×1200のデスクトップにアクセスしているが、十分の操作性と視認性を実現している
※クリックすると拡大画像が見られます

 さらに、ここでもXiであることは大きなポイントとなる。高速・大容量のため、PC側の画面がきれいに表示できるだけでなく、低遅延という特徴も生かし、画面に触れてすぐにPC側が反応するので、ストレスが少ないのだ。GALAXY Tab 10.1 LTE側のパフォーマンスが高いことも相まって、リモートデスクトップもまさに「サクサク」と動作する。

 実際にスピードテストをしてみた。あくまで筆者が試した環境下での一例だが、まず東京・六本木一丁目駅の出口付近のビルの谷間で3G通信になり、下り1.77Mbps、Pingは163ms(Speedtest.netアプリで計測。いずれも5回試行した平均)。これに対しXiでは東京・溜池山王付近で下り5.6Mbps、53msとの結果だった(同)。速度はおよそ3倍、遅延は1/3という結果で、Xiの威力を発揮していた。

一日中、フルに使ってまだ使える長寿命


HD動画の撮影にも対応。720pのHD動画なので、テレビに表示しても見栄えはいい

 いろいろな外出先を回って会社に戻る途中、日報を書いてしまってもいい。GALAXY Tab 10.1 LTEでは720pのHD動画撮影も可能で、例えば工事現場で動画を撮影し、進捗報告に張り付ければ、デジタルならではという報告書で、さらに分かりやすい。HDMI経由でテレビに接続して表示し、進捗状況をみんなで確認する、といった用途にも使えそうだ。

 こうして一日の外出を終えて会社に帰るころになると、これまでノートPCを持ち歩いていた時とGALAXY Tab 10.1 LTEを持ち歩いた時を比べて大きな違いに気がつくはずだ。重さが半分になっているから疲れないし、作業ははかどってるし、さらにこれだけ使い込んだのに、まだバッテリーに余裕があるのだ。その理由は、7000mAhというバッテリ容量の大きさにある。比較対象として、例えばスマートフォンを数回満充電できるような大容量の外部バッテリでも5〜6000mAh、ノートPCでも7000mAh以下の製品も多いと考えれば、その大きさが想像できるはずだ。つまり「ノートPC並みのバッテリ容量を備え、ノートPCよりも長寿命」を実現しているといえるわけだ。

 試しに1日、Webサイトを頻繁に表示したり、動画の連続再生をしたり、大きなデータのダウンロードを行ったり、極力電池消費が激しいような作業をしてみたところ5時間ほどで1/3程度の残量があったので、一般的な用途では十分だろう。

 会社に戻ったら、あとは残務を片付ければ早々に帰れる。ダラダラと仕事をするのではなく、効率良くスマートにこなしていく……そんな仕事のやり方を可能にしてくれるのがGALAXY Tab 10.1 LTEなのだ。

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