製造業やハイテク業が求める、迅速で柔軟な分析を「QlikView」で実現

CNET Japan Ad Special2013年07月12日 11時00分

多彩かつ大量なデータを迅速に分析して日々の判断に貢献

 「QlikView」を提供するクリックテック・ジャパンは、6月21日に大阪で製造業・ハイテク業向けの戦略的情報活用セミナーを開催した。従来型BIとは違った動きを特徴とする「QlikView」がどのように製造業・ハイテク業に貢献するのかについて語られた。


クリックテック・ジャパン 代表取締役社長 村上智氏

 冒頭では代表取締役社長である村上智氏が製造業が置かれる現状とBI市場の現状を語った。リーマンショック以降厳しい環境にある製造業においては、「データ分析という行為だけで終わるのではなく、実際のアクションにつながるデータをいかに日々のビジネスの中で迅速に発見できるかが喫緊の課題となっている。連想技術をコアエンジンに持つ当社のビジネスディスカバリープラットフォームで、この探索をお手伝いしたい」と語り、今後は、業種・業界・企業ごとに違うシナリオ構築のヒントになるQlikViewの事例等を積極的に紹介、共有したいと結んだ。



Qlik Technologies,Inc David Telford氏

 製造業・ハイテク業における具体的な活用方法については、Qlik Technologies,IncのDavid Telford氏から語られた。Telford氏は「QlikViewの連想技術は非常に重要。膨大なデータが異なる複数のソースに分散して蓄積されている製造業やハイテク業では、これらのデータをマッチングさせ、関連性を見ることが非常に重要だ。データソースやアプリケーションを他業界と比べて多く持っているため、それらのデータを統合させて分析することが必要だが、QlikViewを導入するとこれが迅速に展開する」と指摘。「もしデータが必要でコラボレーションが必要なプロセスがあるのならば、QlikViewは非常に効果的で、みなさんのお役に立てるアプリケーションといえるだろう」と語った。

 「QlikView」を導入すると、データの組立や準備、セキュリティ等の部分をIT部門が引き続きコントロールしつつも、実際の分析は業務部門のビジネスユーザー自身が行うことができる。従来型BIではIT部門が全ての準備を整え、ビジネスユーザーは定められた視点からのみ分析結果を閲覧していた。そして、定められた視点以外の視点(分析軸)が必要となった場合には、IT部門にまた依存せざるを得ない。しかし、「QlikView」ならば一旦、作った分析アプリケーションをビジネスユーザーに渡せば、そのユーザーは、思考と同じスピードで分析できるのだ。


QlikViewでアジリティとガバナンスを確保

 「近年はビジネス戦略の最優先事項が成長志向であり、同時にコスト・効率性・インフラ志向の成長志向の項目も混在している。この相反する要求をQlikViewなら実現できる」と語ったTelford氏は、先行導入事例も分野ごとに豊富に紹介した。

 工場のオペレーション分野では、3Mが従来のBIツールの柔軟性の不足やBOプラットフォームの複雑性などに不満を感じてQlikViewを導入した事例をとりあげた。製品品質および配送実績、プロジェクトチームの有効性と能力なども向上し、11,000ユーザーが500件ほどのシックスシグマ・プロジェクトを管理するにあたって分析時間が75%削減できたという。またアフターサービス&サポート分野での事例として紹介されたToshiba Europeでは、サービス品質の継続的な向上や外部委託先パートナー別の業績評価実施等を目指してQlikViewを導入。迅速で総合的な分析を多額のコンサルタント費をかけることなく実現することができたとコメントしている。

 このほかにも「売上および顧客管理」、「マーケティングおよび生産管理」、「輸送、保管、流通」、「工場オペレーション」、「サプライチェーン管理&購買」、「修理部品市場のサービス&サポート」、「財務、ガバナンス&エグゼクティブ」、「ITおよび人事」という各分野の課題と、実際に導入した企業のコメントを紹介した。

 このような効果が見込める「QlikView」が実際にどのような動きをするのか、どういった技術を採用しているのかという詳細情報と、日本企業における課題解決の実際については後半でレポートしよう。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]