コントロールパネルからも設定できるHDR(High Dynamic Range)撮影は、面白い写真や従来ならテクニックの必要な写真が簡単な設定で撮影できるので、詳しく紹介していこう。
HDR撮影では、自動で露出が異なる3枚の画像を連続で撮影し、合成して1枚のJPEG画像として仕上げてくれる。 これにより、白とび、黒つぶれを少なくでき、青空に浮かぶ雲と地上の風景を撮るなど、1枚の写真の中に明るい場所、 暗い場所が存在する撮影時に威力を発揮する。
PENTAX Qは、撮影時の自動位置調整機能を備えているので手持ちHDR撮影もでき るが、今回は三脚を使用して夜景を撮影した。標準、HDR(オート)、HDR(Type1)、HDR(Type2)と切り替えて撮影している。標準撮影とHDR(オート)では、違いがそれほどわからないが、HDR(Type1)、HDR(Type2)は標準に比べるとだいぶ異なっている。撮影はISO640、1/8、絞り値F4(標準撮影はシャッター速度1/6)露出補正+0.7EV、ズームレンズ使用。レンズ焦点距離5mm(35ミリ判換算 27mm)となる。
HDR撮影では、もとの3枚の画像は記録されず、合成したもののみ保存される。また記録形式がRAWの時は、HDR撮影の設定はできない。
PENTAX Qには、デジタルフィルターにHDRモードも備えている。こちらのモードで撮影すると1枚の画像撮影で済むが、あくまでも疑似的なものなので、本格的にHDR撮影したい場合は、HDR機能を使用したい。
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