最終更新時刻:2010年12月18日(土) 8時00分

【セキュリティーベンダーに聞く!】セキュリティ対策の落とし穴、再チェックのススメ

ウイルスの脅威については認識したものの、では具体的にどう対策を行えばいいのか? 普段のウイルス対策で間違えがちなポイントをピックアップして解説してみたい。実際にユーザーが行える最も効果的なウイルス対策はウイルス対策ソフトの導入だ。ここではセキュリティーベンダーであるジャストシステムの「Kaspersky Internet Security 2009」担当者に話を聞いた。

文・編集:アクティフ 写真:津島隆雄
  • 株式会社ジャストシステム コンシューマ事業本部 カスペルスキープロジェクト リーダ 横井太輔氏 株式会社ジャストシステム
    アライアンスビジネス部
    セキュリティビジネスグループ
    リーダ 横井太輔氏
  • 株式会社ジャストシステム アライアンスビジネス部 セキュリティビジネスグループ 小松 央(ひろし)氏 株式会社ジャストシステム
    アライアンスビジネス部
    セキュリティビジネスグループ
    小松 央(ひろし)氏
  • 株式会社ジャストシステム アライアンスビジネス部 セキュリティビジネスグループ 加納正喜氏 株式会社ジャストシステム
    アライアンスビジネス部
    セキュリティビジネスグループ
    加納正喜氏

【Check1】一般的なウイルススキャンの適正頻度は?

毎日、毎週など、ウイルススキャンはどの程度の頻度でおこなうのが正しいのか?

最低でも週に1回の完全スキャンをおすすめします。ただし、オンラインバンキングやネットショッピングを頻繁に利用する方は、完全スキャンを毎日してほしいですね。

 (常駐して行う)リアルタイムスキャンに加えて完全スキャンが必要なのは、パターンファイルが更新される前にパソコンに入ったウイルスが、リアルタイムスキャンでは防げないためです。ですからパターンファイルの更新を頻繁にしつつ、完全スキャンも必要になります。」(横井氏)

「『Kaspersky Internet Security 2009』(以下、Kaspersky 2009)の一番の売りは速さと軽さです。しかも堅牢性を犠牲にしていません。頻繁にスキャンをかける方の負荷を下げるため、1回目のスキャンは時間をかけてしっかりチェックしますが、2回目以降は1回前との差分をチェックするだけなので、劇的にスキャンの負荷が軽くなるようになっています。また、パターンファイルの更新頻度も45分に1回と、前バージョンに比べ15分短くなっています。」(加納氏)

カスペルスキーシリーズの軽さにはもともと定評があったが、Kaspersky 2009ではさらに高速に改良された カスペルスキーシリーズの軽さにはもともと定評があったが、Kaspersky 2009ではさらに高速に改良された
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新エンジン搭載で軽快になった定評ある総合セキュリティソフト--ジャストシステム「Kaspersky Internet Security 2009」

ジャストシステムから発売されたセキュリティソフト「カスペルスキー インターネット セキュリティ 2009」は、2年前に発売された同6.0、昨年発売された同7.0に続く製品で、ジャストシステムから販売されるようになって3作目となる製品だ。今回は特に高速化、性能強化が図られており、新たなウイルスへの迅速な対応や、急増するフィッシングサイト対策も行われている。

複雑化するサイバー犯罪、進化するウイルスの脅威 前編 後編

ここ数年、ますます深刻化しているウイルス被害。この特集では、ウイルス対策について「前編」と「後編」の2回に分けてレポート。「前編」では、現状のコンピュータウイルスを取りまく環境を検証、「後編」ではその対策を見ていきたい。

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セキュリティ対策の落とし穴、再チェックのススメ

ウイルスの脅威については認識したものの、では具体的にどう対策を行えばいいのか? 普段のウイルス対策で間違えがちなポイントをピックアップして解説してみたい。実際にユーザーが行える最も効果的なウイルス対策はウイルス対策ソフトの導入だ。ここではセキュリティーベンダーであるジャストシステムの「Kaspersky Internet Security 2009」担当者に話を聞いた。

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