極秘プロジェクトもクラウドファイル共有のほうが安全! 外国人に提案して恥をかかずに済むファイル共有システムとは - 解決編
現場社員が歓迎したサービスにより、現場の生産性は、どのように向上したのか?
今まで起きていた手痛いセキュリティトラブルは、どのように一掃されたのか…?
会議室にあつまるSとM。Sに若干の緊張感が見えるところを見ると重要な用件なんだろう。
「実はあるプロジェクトのメンバーになった。プロジェクトの中身は、まだ社内の人間にすら公表できないので、申し訳ないが、その点はあまり聞かないでほしい。」
Mが切り出す。
「ああ、この前の話だと、業務系のシステムの話じゃないから、細かい点はいいよ。実は、電話をもらったとき、社外に対するファイル共有インフラについて、ちょうど検討していたところだったんだ。」
Sの前向きな姿勢から始まって安心した。
「だから、お前からの依頼は、俺にとっても考えるいいヒントになった。お互い考えていることをここで整理しないか?」
マーケティングの要望
・プロジェクトのゴールは3カ月後なのですぐに始めたい。
・海外の関係者や外部スタッフも含むので複数言語に対応したものがほしい。
・機密情報を扱うので第3者からの情報漏えいを防止したい。
・できれば印刷の禁止や透かしを入れてドキュメント管理も行いたい。
・転送されてしまっては困るので関係者以外はアクセスできなくしたい。
・数百MBレベルの大容量のファイル転送を可能にしてほしい。
IT部門の要望
・メールによるファイルの誤送信を防止したい。
・共有ファイルの管理(バージョン)の手間を減らしたい。
・誰がいつ誰に、どんなファイルを送ったか履歴を残したい。
・セルフサービスで部門単位で利用者管理できるようにしたい。
・グローバルでの実績があるシステムを使いたい
・もちろんコストも抑えたほうがいい
Sは感心したようにMの説明にうなづいた。
「誤送信の問題は確かに今後大きな課題になりそうだな。CCに関係ない人を入れてしまって機密文書を送ってしまった経験があって、あの時は全員顔を見知った仲だったから事なきを得たが気まずい思いをした。」
さらに
「もし会社で公認のサービスがあれば、我々も都度、部門で面倒な予算申請しなくていいし、助かる。」
MもSもお互いに気付いていない点をこうして話し合うことで気付けたことにかすかな高揚感を覚えていた。
しかし、同時に二人にとって、課題も浮き彫りになった。
- 1
- 2
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部 掲載内容有効期限:2016年9月30日