最終更新時刻:2010年12月18日(土) 8時00分

【Internet Explorer 8の深層に迫る!】マイクロソフトが語るInternet Explorer 8の真実

 マイクロソフトから登場した最新Webブラウザ「Internet Explorer 8」は、数々の意欲的な機能を搭載し、インターネットをより便利に、快適に使えるように配慮されている。前回は、その機能を具体的にご紹介したが、では、マイクロソフトにとってIE8はどんなブラウザなのか。同社のキーパーソンに話を聞いた。

マイクロソフト ビジネスWindows本部シニアプロダクトマネージャ 原田英典氏と、コンシューマー&オンラインマーケティング統括本部コンシューマーWindows本部シニアプロダクトマネージャーの溝口宗太郎氏
コマーシャルWindows本部 シニアプロダクトマネージャー 原田英典
コンシューマーWindows本部 シニアプロダクトマネージャー 溝口宗太郎

信頼性の高いプラットフォームであるIE8

 IE8のダウンロード数は、「IE7と比べて大成功」と原田氏は強調する。国内のダウンロード数も、現時点で英語版、ドイツ語版に次ぐ第3位だが、本会計年度中にはドイツ語版を抜く見込みだという。

 現在、各種調査でもIE8のシェアは拡大しており、人気のブラウザとなっているが、原田氏自身は、旧バージョンのIE6やIE7も「ブラウザ機能として問題があったわけではない」と指摘する。

 しかし、ブロードバンド環境とWebアプリの普及で、ブラウジング速度がこれまで以上に重視されている。これまでのように「Webサイトを見るだけ」の機能から、「クライアントの可能性を定義する」と言うような新たな機能の追加が求められているという。

 そうした背景の中登場したIE8だが、IEはこれまでも順調に機能を拡大してきた。たとえば2001年に登場したIE6は、IE5まで続いたNetscapeとのブラウザ開発競争が一段落したあとにリリースされ、「IEとしての標準化が始まった」ブラウザだった。セキュリティを考慮したポップアップブロックを搭載するなどの新機能が追加され、2006年のIE7では、ブラウジング環境向上のため、タブブラウジング機能を追加。すでにタブブラウジングは一般的だったが、原田氏によれば、すでにIE7の使用率はIE6を超えており、PC初心者でもタブブラウジングが一般化したと言えるだろう。

IE6
IE7
IE8

 IE8では、大きなデータに対応する高速性や軽快性を向上させ、「コンテンツの可能性を広げるプラットフォーム」としての拡張を図ったほか、安全性も向上させ、プライバシーを守りながら信頼性の高いプラットフォームになることに重点を置いたという。

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バックナンバー
【第1回】インターネットを快適・便利にするIE8の新機能とは

常時接続・ブロードバンドの進展、そしてWebアプリの登場で、ブラウザが果たす役割はこれまで以上に大きくなっている。そうした中、満を持して登場したIE8の実力を検証してみよう。
2009/05/18 11:00

【第2回】マイクロソフトが語るInternet Explorer 8の真実

「Internet Explorer 8」は、数々の意欲的な機能を搭載し、インターネットをより便利に、快適に使えるように配慮されている。マイクロソフトにとってIE8はどんなブラウザなのか。同社のキーパーソンに話を聞いた。
2009/06/01 11:00

【第3回】インターネットをより安全に使いこなす

IE8は、インターネットを快適に利用するための新機能を数多く搭載しているが、IE8の神髄はそれだけではない。インターネット上にはびこる悪意のある攻撃に対処するセキュリティの高さ。それがIE8の大きな特徴となっている。IE8を使うことで、インターネットをさらに安全に使いこなそう。
2009/06/15 11:00

インフォメーション
IE8ダウンロード
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