本命スマホで、ビギナーも一気に玄人に！--Android女子部部長のオススメ活用術(第1回)

テザリングで気配り上手にも？

　早速、HTC EVO WiMAX　ISW11HTでテザリングを試してみました。ホーム画面でメニューキーをタップし「設定」から「無線とネットワーク」を選択。「Wi-Fiテザリング」というリストをタップ。他に触るところがないのでHTC EVO WiMAX　ISW11HTの設定はこれだけのようです。これだけで、WiMAXがつながる場所にいれば、何の設定をすることもなく、テザリングもWiMAXに準じた速度になります。WiMAXが使えない場合は、auの3G回線が選ばれるしくみです。

　そしてPC側で無線LAN一覧を確認すると、なんとHTC network（名前は変更できます）という選択肢が！これでどこにいてもPCを100%活用できます。

HOMEから、Wi-Fi設定、テザリング設定と順に呼び出している。テザリングは該当リストをタップするだけ。これでアクセスポイントとしてPC側からネットワークが認識できるようになってしまう。下がその例だ。

PCからHTC EVO WiMAX　ISW11HTがテザリングで提供するアクセスポイントを認識し、接続している。

もちろん一度設定してしまえば、テザリングはHOME画面からタップ一発で起動させることが可能だ。標準で用意されるウィジェットを、好みの場所に配置すればいい。

　しかも活用するのは自分だけとは限らない！例えばネットワークがない環境で会議するときも、このテザリングを使えば「自分を経由してネットにつなげて良いよ」と申し出ることが可能！自分のみならず他人までネットにつなげるこの気配りも、テザリングを楽しく使える重要なポイントでしょう。しかも、それが高速WiMAXなら、ポイントアップ間違いなし。わたしもHTC EVO WiMAX　ISW11HTで気配り上手になりたいなあと夢みてしまいます。

家のネットもまかなえる

　次は、そのテザリングを試してみたレポートです。つないでみたのは、iPad、MacBook、Mac Pro３台。そして動画再生サイトの「Viemo」で同じHD動画を一斉に再生してみたのですが、遅延なく再生できました。時間帯にもよるかもしれませんが、夜11:00頃という利用率的にはピークの時間帯でスムーズなので、他の時間も安定が望めるのではないでしょうか。

HD品質のビデオも難なく再生。回線速度が速く描画性能が高いので、レスポンスは高い

　今までのスマートフォンでは、「PCより速さ的にやや劣る」という理由からこれまででウェブコンテンツを見るのは消極的でしたが、いかなるFlashも平然と再生する底力はさすが「父の背中」。サイト検索も結果が素早く表示されるため、入力間違いで望まない結果が表示されてもイライラしません。

　もう一般的な利用であれば、HTC EVO WiMAX　ISW11HT1台で、外出先はもとより自宅のネット環境すらまかなえそうです。この「自宅でも活躍」というのは大きなポイントです。高速通信中には少々心配となるバッテリーの消耗も、家ならまったく気にする必要なし。快適に使いながら、出かけるときに気兼ねなく持ち出せばいいのです。

　一人暮らしでなく、ご家族で使っていても、「今日はお父さまHTC EVO WiMAX　ISW11HT持ってお出かけだから、高速接続はおあずけね」のように（父復権）的な演出に活用するのも良いでしょう。
　また、ネットの利用開始というのは何らか面倒な手続きや設定が必要なものですが、HTC EVO WiMAX　ISW11HTの場合、一般的なAndroid端末同様googleアカウントの登録のみで利用開始でき、ネットもすぐに共有できてしまう手軽さは印象的です。もうネットの設定にお父さんが活躍する時代ではないでしょう。あっというまに父復権終了のお知らせです。

　次のページは、いよいよ気になる料金です！