通話が多いスマートフォンユーザーが、このようにフィーチャーフォンとの"2台持ち"を選択するケースは、いま少なからず増えている。なぜ、スマートフォンだと通話が高くなってしまうのか?それはキャリア各社の料金プランを見れば一目瞭然だ。
昨今の高速通信に対応したスマートフォンは、適用できる基本サービスがフィーチャーフォンと異なっており、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルといった主要キャリアの高速通信(NTTドコモなら「Xi」など)に対応したスマートフォンでは、フィーチャーフォンで利用できた"無料通話分"が契約に入っていない(2013年8月現在)。
また通話料は、同キャリア間通話(時間制限あり)やオプションなどを利用しない限り、わかりやすく30秒21円で統一されている(主要3キャリアの場合)。
こうした事情から、月々の通話料を無料範囲分で収めていたフィーチャーフォンユーザーがスマートフォンに移行すると、通話に関しては予想外のコスト増になってしまうケースもあるというわけだ。特に個人で契約しているスマートフォンをビジネスの通話にも利用しているなら、30秒21円はとても大きな額になるだろう。なにかのトラブルで長時間通話してしまった場合など、1時間なら2,520円。2時間なら5,040円もかかってしまう。スマートフォンとフィーチャーフォンの"2台持ち"ユーザーとは、スマートフォンの"通信の利便性"、そしてフィーチャーフォンの"通話の実用性"を熟慮した結果というわけだ。
通話料金の心配さえなければ、持ち歩くのはスマートフォン1台に集約したい。そう考えているのなら、本稿で取り上げるジーエーピーの通話サービス「G-Call(以下、文中のリンク先は公式キャンペーンサイト)」は実に魅力的なサービスといえる。
「G-Call」は、通話先となる電話番号の前に4桁の番号をつけて発信すると、通話料が割引されるサービス。事前登録さえ終えてしまえば、月額料金はかからず、キャリアも選ばない。発信時に4桁の番号をつけるだけなので、スマートフォン、フィーチャーフォン問わず利用できる。
音声通話がVoIP(voice over IP)ではなく、安定した品質の回線交換であることも特長。発信時に相手に通知される番号も、本来の自分の電話番号だ。電話を受ける側にとって、通常の通話と差異は感じられないだろう。
4桁の番号の入力は、アプリから簡単に行うこともできる。スマートフォンの「電話帳」と連動する「G-Callアプリ」(iPhone、Androidに対応)を使うことで自動的に付加されるほか、「通常発信」と「G-Callで発信」という2つの発信モードも選択できる。相手先電話番号の携帯電話会社を設定しておくと、無料通話が可能な時間帯は通常発信するなど、細かい運用も可能だ。
無料のG-Callアプリで、簡単に4桁の番号をつけて発信することもできる。
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