ここまで来た!クラウド活用で賢く始めるバックアップ(前編)

CNET Japan Ad Special2013年04月09日 11時00分

データ保護の大切さは理解しつつも・・・

 震災以降、バックアップやディザスタリカバリへの関心は大変高まっており、最近は多くの企業が検討段階から導入フェーズ・リプレースフェーズに移行しつつある。

 ディザスタリカバリというと、少し大げさに聞こえるかもしれないが、バックアップや障害復旧という観点で考えれば、ITシステムを利用している企業すべてに関わる内容だ。

 実際にデータ消失により事業継続が困難になり、サービスのリリースが遅延したケースや、障害によりサービスがダウンしたまま復旧できず、機会損失を招いたケースなど、表に出てこない事例も数多い。そのようなデータ消失や障害発生によって、ディザスタリカバリやバックアップの重要性に気付くのでは遅いと言えよう。

 ディザスタリカバリやバックアップは保険のようなもので、従来投資しにくい分野ではあった。しかし、震災などの影響から、近年では保険という考え方から、システム導入における必須投資項目として検討している企業が増加している。確実にバックアップやディザスタリカバリに対する企業意識が変化してきている。

 ただ、急遽全社的にバックアップやディザスタリカバリの導入、または現状システムのリプレースを行うのは敷居が高いのも事実だ。そのインフラを整えるだけでも膨大なコストが発生するからである。また、複数システムが複雑に絡み合い、全社導入には長期的な視点による計画と時間が必要となる。加えて、既存資産の活用も考慮しなければならない。

 そこで注目したいのが、「オンプレミス+クラウド」のハイブリッドなバックアップという考え方である。今までは同一拠点内で取っていた二次バックアップのデータをクラウドに保管することや、手間とコストをかけてもオンプレミスで構築していたバックアップシステムをクラウド上に構築するといったことだ。バックアップといえども企業のデータをクラウド上に保管することに抵抗を覚えるかもしれない。しかし、クラウドを取り巻く環境は常に進化しており、パブリッククラウドであっても閉域網や専用線の利用が可能など、企業が安心して利用できる環境が整ってきている。もちろん、サービスの性質上データの管理責任は利用者側にある場合がほとんどではある。しかし、対象のデータ・システムの性質や、RPO/RTOレベルにもよるが、多くのバックアップの場合、仮に1世代失われたとしても事業に与える影響は小さい。パブリッククラウドは機能的にも価格的にも魅力的な選択肢になってきているのだ。

 まずは、バックアップの最初の一歩として、「ハイブリッドなバックアップ環境の構築」の視点からデータバックアップについて具体的なケースを交えつつ、そのメリットについて見ていこう。

使い慣れたソフトウェアでのお手軽バックアップ

 バックアップソフトウェアも、最近ではクラウド対応に力を入れており、技術的な知識をもたないユーザにも手軽に使える環境が整ってきている。例えば、バックアップソフトウェアの大手・日本CA社は、ニフティクラウドストレージといった国内事業者のクラウドストレージサービスへの対応を表明した。それにより、11円/GB(税抜)という非常に安価で、容量無制限、GB単位の課金という非常に柔軟性の高いストレージにバックアップデータを補完することが可能になった。知識の必要なREST APIをプログラムに組み込むのではなく、日本CA社の「ARCserve」のGUIから容易にバックアップの設定をすることが可能だ。もちろん、ニフティクラウドストレージに保管されたデータはトリプルミラー構成によって冗長化される。加えてAES128bitによるデータの暗号化やSSLによる通信の暗号化がARCserveによって行われるため、インターネット経由であってもセキュリティが担保できる。

 次に、パブリッククラウドの持ち味であるスモールスタートを、バックアップという場面でどのように活かせるのか見ていこう。

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