これで納得 企業でのクラウド利用の進め方(後編)

CNET Japan Ad Special2013年03月29日 11時00分

フェーズ3 運用強化、運用体制強化のサービス利用

 運用が進むにつれ、対策がとりにくい課題が発生したり、より安定した運用や、より体制を強化したいというニーズが生まれます。これらのニーズに応えられるクラウドの使い方も試すことをお勧めします。

 例えば、既存の物理環境の強化という観点で、ストレージサービスは最も導入しやすいサービスといえます。

 ログデータに代表される"長期保存すること自体に意味がある"要件は、予算を獲得しづらいケースが多いです。 また、ファイルサーバの容量枯渇をハード増強で対応しようとする場合も、予算規模が大きくなるために対応が行えず、長年の課題となっているケースが多いのではないでしょうか。


ローカルサーバのファイルをストレージサービスへバックアップ

 クラウドサービスの中で、ストレージサービスはかなり低価格化が進んでいる状況であり、大規模な障害も発生しておらず、またセキュアに使いたい要件であっても暗号化と組み合わせることで要件を満たしやすいサービスといえます。

 ストレージサービスについては、事前の検証ポイントとして以下の点を注意しましょう。

  • ファイルの転送にかかる時間を考慮すること
  • 通信が集中することによる他システムへの影響
  • アップロードの手段

 ネットワーク周りを中心に、転送にかかる時間、ネットワークの帯域をどこまで使用できるか、暗号化や圧縮が必要な場合にどこで行うか、そしてダウンロードに要する時間と復活させるための手順の確立を行いましょう。

 アップロード手段については、ニフティクラウドではコマンドラインツールが提供されており、バッチ処理と組み合わせて使うことで非常に自由度が高い環境の構築が可能です。

 また、ニフティクラウドには「ニフティクラウドAPI」という機能があります。 APIを利用することで、サーバの作成をプログラムから実行することが可能となります。 より高度な管理体制として「自動化」に取り組む場合は、API利用について検討することが最も取り組みやすい活動になります。

まとめ

 企業におけるクラウド活用の利点と実際に利用を検討するための手段について、前編・後編の2回にわたりお届けしました。 昨年はクラウド活用が当たり前になりつつある状況となり、ベンダーからの機能強化も盛んに行われました。2013年もこの勢いは続くことでしょう。 クラウド活用における最も重要なポイントは、"積極的な活用を模索し試す"という姿勢です。 是非この記事を参考に、効果的な活用を行ってみてください。

 以下のホワイトペーパーでは、クラウドを事前検証する際の構成例や具体的な運用費用をご紹介しています。使い方を工夫するだけで、運用費用を半分以下にすることができるコツなどもご紹介しています。また、公式サイトでは説明されていない、実際のユーザーだからこそ気がついたニフティクラウドの特徴的な面なども解説していますので、是非ダウンロードしてみてください!

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第1回
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第2回
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