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「業務に使うIaaS」は何を基準に選びますか? -CNET Japan読者アンケートの結果から比較検討のポイントを考える

CNET Japan Ad Special2012年12月19日 16時00分
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 汎用的なITリソースを調達できるIaaS(Infrastructure as a Service)は、多様な業務や用途への適用が可能な点、必要な規模や期間に応じた柔軟な採用が容易な点などから、企業におけるクラウドの活用形態として、特に高い注目を集めている。

 注目の高まりに合わせて、多くの事業者が企業の業務ニーズに合わせたIaaSの提供を行っている。しかしその中から、実際に自社の要件に最適なものを選ぶにあたっては、「どのような基準で選ぶべきか」についての戸惑いや不安を感じているユーザーも多いのではないだろうか。

 たしかに、カタログやサービスサイトを見れば、提供される仮想サーバのスペックや価格は知ることができる。でも、本当にそのスペックで、実現したいと思う業務は展開可能なのだろうか。価格の微妙な違いは、何に由来するものなのだろうか。さらに、そのセキュリティレベルは、自社の要求水準を満たすものなのだろうか。

 業務に利用することを前提にするならば、事業者とサービスの選定にあたっては、価格以外にもさまざまな視点での比較検討が必要となってくるはずだ。

 ユーザーは、IaaSの選択にあたってどのようなポイントを重視し、何を不安に感じているのか。それを明らかにするため、CNET JapanではIaaSの導入に関する読者アンケートを実施した(調査期間は2012年10月18~24日:有効回答数596)。今回は、このアンケート結果を元に、ニフティ、クラウド事業部クラウドビジネス部の渡邊太郎氏に、ユーザーがIaaS事業者を選択する際、考慮すべきポイントについて意見を聴いた。

「情報収集」から「具体的な検討」にフェーズが移ったIaaS

 以下のグラフは、アンケートでの「クラウドサービスの利用状況」「利用または検討しているクラウドサービスの形態」の回答を集計したものだ。

 これを見ると、クラウドを既に本番環境で活用しているユーザー以外に「活用を検討している(検討を予定している)」と答えたユーザーは、全体の約半数にのぼる。また、「利用または検討しているクラウドサービスの形態」(複数回答可)については、プライベートおよびパブリックのIaaS型サービスがいずれも20%を超える高い比率を占めている。

 渡邊氏は「具体的な利用を意識しているユーザーが約半数となっています。クラウドがこれまでの情報収集のフェーズを終え、実際の普及期に入ってきたという印象がありますね。また、クラウド活用の意向が具体化する中で、現在の業務をサービスに合わせる側面が強いSaaSよりも、展開に幅広い選択肢が持てる、SIを絡めたIaaSベースの案件に対する関心が高まっている傾向も読み取れます」と語る。

 次のグラフは、ユーザーが「パブリッククラウド(IaaS)の利用に適していると思っている業務」と「実際に利用している業務」への回答を並べたものだ。いずれも「メールやグループウェア」といったコミュニケーションツール、「ファイル共有」「ホームページ」といった用途が上位を占めている。

 「ファイル共有」での用途については、実際にニフティが運営する「ニフティクラウド」においても、引き合いが多いという。

 「ファイル共有については、新たな業務を導入するというより、主に既存システムの拡張としてIaaSを導入することを考えている方が多いようです。具体的には、バックアップやディザスタリカバリ(DR)を目的とした、データのアーカイブ先としてIaaSを使いたいという要望です。これまでオンプレミスでやっていたことを、業務自体のプロセスを大きく変えずにクラウドに展開したいという場合には、何らかの形でクラウドとオンプレミスの連携を図る必要が出てきます。こうした用途に使いたい場合には、特にネットワーク周辺でそのためのオプションが提供されているか、されている場合にはいくらかかるのかといった情報も重要になってきます」(渡邊氏)

 ファイル共有に限らず、他の用途についても、こうした「クラウド」と「オンプレミス」の連携を実現したいニーズは増えているとする。例えば、販売管理システムであれば、「止まることが許されない部分の稼働はオンプレミスで」「月次のバッチ処理や外部からのデータ参照用のシステムについてはクラウドで」といった形での使い分けが進んでいるという。

 「多くのユーザーは、既にクラウドのメリットとデメリットの双方を十分に理解しており、ある特定の業務システムの中でも、要件に応じてオンプレミスとクラウドを使い分けたいという意思が明確になってきています。そうしたニーズが高まっていることも、よりきめの細かい使い分けが可能なIaaSに注目が集まっている理由のひとつでしょう」(渡邊氏)

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