社内SNSやソーシャルメディアを活用して企業危機を克服せよ!!

ビートコミュニケーション広報によるスペシャルインタビュー(3,4)

麗澤大学 今村学務部長 長谷川課長 川瀬主任 インタビュアー:加治まゆみ 麗澤大学 今村学務部長 長谷川課長 川瀬主任
インタビュアー:加治まゆみ

■麗澤大学

就職活動支援のための情報発信を目的として、学内SNSを2009年12月に運用開始。キャリアセンターを中心に職員と学生を含む約30名がファシリテーションに参加し、就職支援行事等で積極的に告知をした結果、現在既にメインターゲットである大学3年生の半数以上が登録。従来のキャリアセンターはともすれば学生にとってはやや敷居の高い存在であり、ガイダンス等で来室やサービス利用を促す取り組みはしているものの、学生自身が窓口にくるのを待っているのが現状で、情報発信力が課題であった。SNSの各機能を使う事によって学生との距離感が縮まり、リアルなコミュニケーションが活性化、キャリアセンターに対する親近感が生まれた。日頃個別に窓口で交わされるような質問が、Q&A機能で行われるようになり、質問者以外の学生の問題解決にも役立っている。学生の就職活動に関する悩みや活動状況なども自発的に書き込みがあることから、サポートの必要な学生を早期発見できるようになった。就職活動状況をリアルタイムに確認できるようになり当初の目的を超えた利点も多いという。今後は卒業生に参加してもらう事でSNS上でのOB、OG訪問や、新入生には入学と同時にIDを発行し、学生生活全般のサポートを展開する予定。更には学校からの情報は全て紙媒体であったが今後はこのSNSを進化させ、情報を集約しナレッジやノウハウの蓄積も検討しているという。同大学の学生支援のモットーである“Face to face”を補うきめ細やかなツールとして活用を継続し創意工夫を行っていく。

 

■損保ジャパン

全国で働く社員同士の横のつながりを作るためには、感情の交流が可能なSNSが一番適していると考え、2006年から参加対象者を絞って、いくつかのSNSを実験的に始動(マーブル戦略)。同年10月に全社版SNS「社員いきいきコミュニティ」を開設。社員が経営者や全国の社員と語り合い、気軽に相談しあえる環境を作り上げた。SNSだからこそできる本音のコミュニケーションを通じて、自ら考えて行動する社員づくりを目指している。業務上の疑問をQ&A機能を使って投げかけると、全国の同じ仕事を担っている社員から解決策やヒントが寄せられる。同じ仕事をする仲間同士だからこそ、時間や距離、性別や職制といった壁を越えた「ふれあい」「感じあい」が生まれ、「認め合い」「支えあい」「学びあい」「教えあい」を経て互いに成長し、自己実現へ向かっている。毎月1回、全てのログを経営に報告し、現場社員の声をストレートに伝える役目も担っている。関連記事

Diamond Onlineの連載より

 

村井亮
■村井亮プロフィール
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社内SNSのパイオニア、ビートコミュニケーション代表。NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、NTT東日本、日本興亜損保、損保ジャパン、東芝ソリューション、麗澤大学、三井不動産レジデンシャル、グロービス、生協、テクノロジーネットワークス、早稲田塾、井筒屋、キヤノンマーケティングジャパン、東京財団など多くの企業への社内SNSの導入を手掛ける。著書に『SNSマーケティング入門』『ビジネスSNSブック』などがある。
山崎秀夫
■山崎秀夫プロフィール
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日本のソーシャルテクノロジーコンサルタントの第一人者。日本ナレッジマネジメント学会専務理事兼大手総合研究所シニア研究員として活躍中。
提供:株式会社 Beat Communication
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