HP ProLiant MicroServerで一歩進んだ快適ワークスタイル

　同クラスの小型サーバーと比べ、HDDが4台も入る拡張性はMicroServerの魅力のひとつ。この拡張性を活かしてRAID1構成に更に一工夫してデータの保全性・事業継続性を簡単に高めることができます。

「HDD3本で、二重化＋スペア構成がオススメ」

　MicroServerを顧客情報や商品資料など重要ファイルを保存するファイルサーバーとして利用する場合、データを確かに保持するために、RAID1構成による二重化がオススメです。大切な顧客情報や業務システムデータが保存されているサーバーだからこそ、RAID1構成はデータの保全性・事業継続性向上に適しているのです。

　HDDの空きスロットに余裕がある場合は、ドライブをホットスペアとして追加しさらにデータ保全性・事業継続性を高めることも可能です。MicroServerにはRAIDのセットアップを容易にするソフトウェア「AMD RAIDXpert^TM（以下、RAIDXpert）」が利用できます。RAIDXpertはグラフィカルなインターフェースなので、煩雑になりがちなRAID設定やスペアドライブの登録を簡単に行えるのが特徴です。しかもホットスペアとして利用できるので、HDDの1つに異常が発生した場合、ホットスペアのディスクを使って自動でRAID1を再構築します。これによりデータロストの危険性を最小限にしつつ、業務への影響も最小限にすることができます。
　RAIDXpertはHPのサポートページからAMD製Graphics Driversをダウンロードすると入手できます。

AMDのRAIDXpert

　最新の中小企業向けサーバーOSの「Windows Small Business Server 2011 Essentials（以下、Windows SBS Essentials）」は、慣れ親しんだWindowsの操作感のまま使えるサーバー用OSです。SOHOに最適化しているMicroServerと、最大25ユーザーを想定しているWindows SBS Essentialsはベストなパートナーだと言えます。
　Windows SBS EssentialsはサーバーOSの管理が初めての人でも安心できる使いやすい管理コンソールが特徴ですが、最大のメリットはSOHOでの利用率が高いHome系のWindows（Windows 7 Home Premium など）もサポート OS に含んでいる点です。

クライアントPCまで、まとめてバックアップ！

　社内では重要ファイルはファイルサーバーで共有しているとしても、各クライアントPCが空っぽ、ということはありません。次の課題はこれらクライアントPCのバックアップです。サーバーのデータはもちろん、管理しているクライアントPCまでバックアップができるWindows SBS Essentialsは、こうしたPC管理の課題解決にピッタリのOSだと言えます。

　操作もシンプル。ダッシュボードの「コンピューターのバックアップ開始」をクリックするだけで、対象のコンピューターのバックアップが開始されますので手間がかかりません。また、バックアップを頻繁にとっているとディスクの残り容量が気になりますが、その心配も無用。一定期間が経過したバックアップファイルは自動的に削除して、ディスクの浪費を防いでくれます。

　とはいえバックアップだけがあっても、いざPCが故障したときの復旧こそが大切です。Windows SBS Essentialsはリストア機能も用意され、クライアントPCの故障時もリストア起動用CDを使って、完全復旧ができます。

・コンピューターのプロパティ バックアップタブ


Windows SBS Essentialsのダッシュボードとバックアップ画面

　バックアップデータの保存には十分なストレージ容量と、データ保全性に優れたサーバーが欲しいところです。MicroServerはこの要求にお手頃価格で応えることができます。MicroServer + Windows SBS Essentials は少人数でのファイルサーバー用途にベストなソリューションです。

担当小川の「オススメ理由をもうひとつ！」

１年間のオンサイト修理対応なので安心！

　MicroServerはSOHO向けモデルでありながら、HP ProLiantエントリーサーバーと同じ製品標準保証をご用意しています。サイズは小さくてもHP ProLiantファミリーの一員。HPのサーバー製品として、そのサポート哲学はしっかり守られているのです。ハードウェアのオンサイト修理は購入から1年間利用できるので安心してお使いいただけます。