小さい!静か!カンタン! SOHOに最適「HP ProLiant MicroServer」
情報提供サイトの運営やセミナーの企画等を手がける株式会社びぎねっとでは、従来のタワーサーバーに代わり、ファイルサーバー用としてHP ProLiant MicroServer(以下、MicroServer)を採用した。その魅力を代表取締役社長の宮原徹氏に伺った。
当社のスタッフは10人で、タワー型のサーバーを使っていましたが、以前からサーバーの配置が課題で、オフィスのレイアウト変更のたびに悩みの種になっていました。HPからMicroServerが登場したと聞いて、すぐに購入し、検証しました。実際に利用してみて驚いたのは、MicroServerのコンパクトさです。タワーサーバーと比べて、圧倒的に小さく、とりあえずスタッフのデスクの下に置いておく、といった配置もできるほどです(笑)。
びぎねっとでは、机の下に設置している。2つ並べてもこのコンパクトさ!
サーバーは本体の大きさ以上に空間を占有します。排熱のためやメンテナンスのために本体の前後にもスペースが必要です。それに周辺機器やUPSなどを設置する空間も要りますから、設置面積が小さいMicroServerのおかげでオフィスレイアウトが柔軟で自由になりました。
当社で利用している構成は、メモリを増設して合計8GBにし、HDDは標準の250GBに加え、データ領域用として2TBを2台、ミラーリングしています。しかし一般的なファイルサーバとしての利用であれば、1GBx2枚の2GBにしておけば十分だと思います。
MicroServerはフロントを開ければ自分たちでHDDを交換できるので、ディスク障害時にはパッと入れ替えができるとか、そうした自由度の高さが魅力です。NASでここまで自由にやろうとすると、コストがかかってしまいますから、MicroServerはコストパフォーマンスがいいと思います。
OSはWindows Server 2008です。GUIでの操作しやすさを高く評価しています。これまではLinuxを使っていましたが、楽にできるところは楽にしたい。MicroServerがWindowsをサポートしているなら、Windowsでいいじゃないか、ということです。
通常のタワーサーバーでは本体を増やすのはオフィスのスペース的に難しいですが、MicroServerなら「とりあえず1台増設する」という選択肢ができます。将来的には社内の情報共有のためのWikiやCMSや、アンチウイルスなどのサードバーティ製品も検証するなどして、MicroServerを軸とするソリューションをお客さんに提案をしてみたいと考えています。
熱はサーバーにもよくありませんし、電気代にも跳ね返ってきます。以前のタワーサーバーは、アイドリング時でも250ワット以上を消費していて、ファンが回ると消費電力は20~30ワットも上昇しました。MicroServerを、当社の使い方で測定したところアイドリング時で20ワットくらい、フルパワーでも36~37ワットくらいです。それにMicroServerは消費電力が低いだけでなく、静かです。立方体に近い筐体に、大きいファンが搭載されています。風量を稼げるので音も静かなのですね。
一般のユーザーにとっては、サーバーが熱くなってファンが激しく回っていると不安を感じるのではないでしょうか。そういう点でもMicroServerは安心ですよね。サイズも消費電力も小さいMicroServerは、SOHOだけでなく、大企業でも部門単位での増設などにも向いていると思います。
将来的にはMicroServerのデータをクラウド上のストレージに移したり、あるいは自宅等にMicroServerを設置してネットワーク経由で連携する使い方を視野に入れています。オプションの「リモートアクセスカード」を最大限に活用していきたいですね。
サーバーは、動き出したら設定を頻繁にいじることはないので、外部から作業ができるのは強みだと思います。いずれはWindows AzureやWebMatrixも試してみたいですね。
図:リモートアクセスカード:離れた場所にある自分のPCからMicroServerの電源をON/OFFしたり、ソフトウェアをインストールすることができます。また、MicroServer本体に異常が発生したときにはアラートメールを発信する機能も付加されます。 リモートアクセスカードについての詳細はこちら。
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