「Android 16」では、Googleの位置情報サービス「デバイスを探す」が全面刷新。「Find Hub」という名称で生まれ変わる。
Find Hubを使えば、自身のスマートフォンやアクセサリーを探すだけではなく、家族や友人の居場所までリアルタイムで把握できる。また、専用のトラッカーがなくても、Find Hub機能を内蔵したアイテムを手軽に追跡できるようになる。
またGoogleは、今後さらに便利になる新機能の一部も明らかにした。本記事では、Find Hubがもたらす新しい体験と、将来的に追加される機能について解説する。
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Find Hubが対応するのは、スマートフォンやアクセサリーの場所探しにとどまらない。大切な友人や家族の現在地をリアルタイムで確認したり、自分自身の位置情報を簡単にシェアできたりと、日常の安心や楽しさにつながる機能も充実している。
子どもが無事に帰宅したか気になるときや、出先で友人に位置を共有したい場合にも、Find Hubを利用できる。
アプリ内は「デバイス」と「人」の2つのセクションに分かれており、例えば「子どもが帰宅したか」を確認したいときに、探したい情報がすぐに見つかる設計だ。
さらに、位置情報を共有する「時間」も自由に指定可能。共有された相手はFind Hubのマップ上でリアルタイムに居場所を確認できる。
Googleはパートナー企業を次々と増やしており、多くのデバイスやタグがFind Hubに対応する予定だ。
JulyやMokobaraといったブランドからは、Find Hubのトラッキング機能が組み込まれたスマートなスーツケースが登場予定だ。これなら旅行のたびにトラッカーを用意する手間や、不安から解放されることになる。
また、Pebblebee社が提供する追跡技術を搭載した「Peak Loc8」スキー板も発売される。ゲレンデでスキー板を見失っても、Find Hubがあれば安心して探し出せるようになる。
Find Hubの今後には、さらに期待できる機能が控えている。以下はその一部だ。
・今月後半には、超広帯域タグ向けの新しい近距離探索機能
・今年後半には、Find Hubが衛星通信に対応し、モバイルデータがなくても接続できるようになる。
・2026年初めには、飛行中に荷物や重要な持ち物を紛失した場合、Bluetoothタグの位置情報を一部の航空会社(エアリンガス航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、イベリア航空、シンガポール航空)と共有できるようになる。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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