もし最近、ChatGPTがやけに持ち上げてくると感じているなら、それはあなただけではない。
ChatGPTを開発するOpenAIのCEO、サム・アルトマン氏は、X(旧Twitter)への投稿で、最新のGPT-4oアップデートによってモデルが「お世辞が過ぎて鬱々しい」状態になってしまったと述べた。さらに、現在人格調整に取り組んでいることも明かした。
アルトマン氏は「直近のGPT-4oアップデートで人格がおべっかが過ぎて鬱陶しくなってしまった(もちろん良い改良点もいくつかある)ので、早急に修正に取り組んでいる。きょう中に一部、今週中にもさらに改良を加える予定だ」と語った。
また、アルトマン氏は「いずれ」アップデートを通じて得た知見も共有する考えを示し、「とても興味深い経験だった」と述べた。
ここ数週間、OpenAIはChatGPTの応答スタイルにいくつか微調整を加えている。たとえば、会話の誘導力の向上、指示の聞き取りと遵守の精度アップ、共同作業のスムーズ化、さらに絵文字使用の抑制などだ。
こうした変更は、生成AIをより自然な会話スタイルに近づけ、日常生活にさらに浸透させるという広範な取り組みの一部だ
市場調査会社ABIリサーチの主席アナリスト、リース・ヘイデン氏は、企業がユーザー体験の向上に注力することで競争優位を高めようとしている現状を踏まえ、チャットボットの人格が重要な要素になるのは自然な流れだと指摘する。
「不快な体験は消費者や企業の利用離れを招きかねない。頼りにされるチャットボットであり続けるには、この問題を解決しなければならない。生成AI市場は依然として巨額の資金を失い続けている状況にあり、OpenAIのように先行者利益が大きい企業であっても顧客を失うわけにはいかない」とヘイデン氏は語った。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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