noteは4月21日、AI学習の対価を還元するプロジェクトの参加者募集を開始した。
2~3月に実施したトライアルの第2回という位置づけで、参加者となる「note」クリエイターのコンテンツを生成AI事業者の学習データとして利用し、対価を還元する仕組みの構築を目指す。
今回の取り組みは、2月25日~3月6日に実施した、コンテンツをAI製品の品質向上のための強化学習に活用しつつ一定の基準に基づいて対価を決定、支払うという取り組みの第2回となる。
1218人が参加した第1回では、総還元額が502万8056円、最大還元額が40万1506円で、4月末の還元を予定しているという。
第1回と共通して、内容によって対価が発生しない場合があること、noteが定める独自の基準に基づいて判断するため一部のコンテンツは学習および還元の対象外になることがある。
対象クリエイターは、noteのアカウント保有者かつ期間内に実証実験に申し込む、第1回の実証実験の非還元者。対象コンテンツは画像や動画などを含まないテキストのみで、有料記事やメンバーシップのメンバー特典記事は含むが、受け付けは作品ごとではなくクリエイター単位になるという。
申し込み期間は4月21日~27日、還元金額の決定日は5月で、還元日は5~6月になる予定。応募多数の際は募集期間終了前に応募を締め切る可能性がある。
noteはコンテンツの主な学習範囲として思考力、言い回し、会話品質の向上などを挙げており、特定作品・作家の模倣、コピーは目的ではないとしている。
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