セブン銀行は2025年4月21日、全国に設置している全ATMを新型(第4世代)に入れ替えたと発表した。従来の現金入出金機能にとどまらず、多様なサービスを備えることで、ATMをサービスプラットフォームにすることを目指す。
新型ATMは、2019年9月から「ATM+(プラス)」として導入を開始。セブン‐イレブンをはじめとするセブン&アイグループ各店舗のほか、商業施設や観光地、空港、駅など、全国47都道府県の身近な場所に順次設置を進めてきた。
旧タイプとの違いは、運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどの本人確認書類やICカード、QRコードの読み取りに対応するほか、高精度カメラによる顔認証機能も備える点だ。
加えて、省エネルギー設計と環境配慮型の部材を採用し、従来機と比べて消費電力とCO₂排出量を約40%削減した。荷物置きや、つえ置きスペースを設けるなど、ユニバーサルデザインも取り入れた。
セブン銀行はこの新型ATMについて、「あらゆる手続き・認証の窓口となる」ことを目指している。住所変更や口座開設、口座振替登録、ホテルのチェックインといった各種手続きを24時間365日対応で受け付ける「ATM窓口」を提供する。さらに、顔認証とパスコードによる現金取引が可能な「FACE CASH(フェイスキャッシュ)」など、多機能なサービスを展開する。
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