三井住友フィナンシャル(SMBC)グループと傘下の三井住友銀行、三井住友カードは4月15日、法人向けのデジタル総合金融サービス「Trunk(トランク)」を発表した。
法人向けネット口座とビジネスカードを軸に、経理業務の効率化、資金の見える化、資金繰り支援などのサービスを提供する。単なる銀行口座・カードに留まらずにお金周りのサービスを一体で提供する、法人向けのデジタル総合金融サービスになるという。5月に提供を開始し、3年で30万口座の獲得を目指すとしている。
Trunkは、スマホから約20分で口座開設を申し込み可能。インターネットでの申し込み、ウェブ面談による審査などにより、最短翌営業日で口座を開設できる。
会計SaaSといった経理業務サービスにシームレスに接続でき、受領した請求書を撮影するだけで自動的にデータ化・振込予約ができる機能、同じアプリ上で支払期日を繰り延べ可能にするカード決済連携機能などを搭載する。インターネットバンキングの振り込みなどの手数料は業界最低水準で提供するという。
複数の資金調達手段を一元的に管理できる「フレキシブル・ファイナンス」機能、ダッシュボード機能や補助金サポート機能など、さまざまな周辺サービスを随時追加予定。銀行口座、決済、ファイナンスといった多様な機能はAIとも連携させ、利用者が直感的かつスピーディに使いこなせる環境を整備するとしている。
インフキュリオンやビザ・ワールドワイド・ジャパンなどのパートナーとも協働し、5月以降もサービスを拡充する。「利便性の非常に高いサービスを豊富に」利用可能で、利便性とコストパフォーマンスを両立させるサービスになるという。
なお、ビジネスカードはサービス開始当初、法人代表者向けのビジネスオーナーズの口座開設と同時に申し込みできる。2026年度には、会計SaaSへの連携機能といった最先端の機能を搭載した新たなビジネスカードを発行予定だ。
三井住友フィナンシャルグループ 取締役 執行役員社長 グループCEOを務める中島達氏は、「金融決済サービスはTrunkだけで十分、コストも納得。そんな商品を実現できた」と話した。
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