三井住友カードは3月31日、「三井住友カード」会員と「Vポイント」会員に向けた旅行予約サイト「Vトリップ」のサービスを開始すると発表した。
ホテルや航空券、レンタカーを予約でき、三井住友カードで決済すると利用金額200円につき最大10%のVポイントを還元するという。
Vトリップは、三井住友カード会員向けサービス「Vpass」、もしくはV会員番号で利用可能。国内2万件、海外50万件を超えるホテルを掲載する。
機能としては、航空券のお得な購入タイミングがわかる「価格予測」、値上がりや値下がりをメールで通知する「価格変動通知」、Vトリップで予約したホテルや航空券が他サイトで低価格で提供される場合、24時間以内に申請すれば差額の一部を返金する「ベストプライス保証」などの機能を提供する。
また、有料のオプションプランとして、12時間から21日間価格を据え置く「価格据え置きプラン」、チェックイン前ホテルの予約代金の100%、出発3時間前までの航空券予約代金の80%をキャンセル時に返金する「キャンセル安心オプション」、フライト搭乗の当日に2時間以上の遅延・欠航が発生した場合に所定限度額の範囲内で別フライトを再予約できる「フライトトラブル安心オプション」を提供する。それぞれ価格は旅行商品の10~20%前後になる見込みだが、詳細は予約時に表示するという。
そのほか、今後はチェックイン前ホテルと出発3時間前までの航空券を変更できる「予約変更安心オプション」も提供予定としている。
Vトリップは、SMBC(Sumitomo Mitsui Banking Corporation)グループが提供する個人顧客向け金融サービス「Olive(オリーブ)」における、非金融サービスの第一弾という位置づけ。
2024年7月11日に三井住友カードとの戦略的業務提携に合意した、カナダのHopper(HTS:Hopper Technology Solutions)が運営を担う。HTSがもつ「トラベル・フィンテック」と三井住友カードのデジタルサービス、共通ポイントサービス「Vポイント」を組み合わせる、「次世代型旅行予約プラットフォーム」になるという。
三井住友カード 代表取締役社長を務める大西幸彦氏は「(旅行予約サービスは)クレジットカードとの親和性が高く、Oliveの非金融サービス第1弾として適当と考えていた。これからもさまざまな切り口で(Oliveを)バージョンアップしていきたい」と話した。
Vトリップのサービス開始を記念して1カ月間、「Vトリップスタート記念キャンペーン」を実施する。対象カードの利用といった条件を満たしてホテルを予約すれば、通常ポイントに加えて10%のVポイントを還元するとしている。
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