イーロン・マスク氏は日本時間3月29日、自身が率いるAI企業「xAI」が「X」(旧Twitter)を買収したと発表した。取引はすべて株式交換で実施し、xAIが800億ドル(約12兆円)、Xが330億ドル(約4.5兆円)の評価だという。
マスク氏は投稿で「xAIとXの未来は密接につながっている。今日はデータ、モデル、コンピュート、配信、人材を正式に統合するための第一歩を踏み出す。この組み合わせによって、xAIの高度なAI能力と専門性をXの膨大なリーチ力と結びつけ、巨大な可能性を解放する」と投稿。
さらに「xAIは2年前の設立以来、前例のない速度と規模でモデルやデータセンターを構築し、世界有数のAIラボに成長してきた。Xは6億を超えるアクティブユーザーがリアルタイムの情報源を求めて集まるデジタルの『公共広場』で、この2年の間に世界でも有数の効率的な企業へと変貌し、将来的な拡張可能な成長を実現できる立ち位置を手にしている」とした。
リアルタイム性の高いSNSはAIの学習データとしても親和性が高いとされる。また、イーロン・マスク氏はかつてテスラとソーラーシティを合併させており、今回の合併とも類似する。
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