フリーライターとして世界中を渡り歩く筆者が常に持ち歩いているアイテムの1つが「Insta360 Go 3S」だ。 小型のアクションカメラだが、スマートフォンだと撮影しにくいPOV(撮影者視点)の映像を手軽に撮れるのが魅力だ。
旅先で手軽に動画を撮りたい自分にとって、このカメラはまさにピッタリだ。2024年に発売された本機は、新たに4K撮影にも対応。画質の良さや手ブレ補正はもちろん、マグネット式でいろんな場所にぺたっと貼りつけられる点も気に入ってる。
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筆者が本機を選んだ一番の理由は、小さくて持ち運びやすいのに高品質な映像が撮れる点だ。GoPro Heroシリーズより小型で、重さは「Action Pod」(自撮り棒のようなもの)と組み合わせた状態で約96.3g、カメラ単体なら39.1gだ。
カメラをAction Podから取り外して、磁石で手すりやポール、街灯など様々な場所に設置できたりもする。三脚不要で動いている自分を撮れる点は便利だ。さらに、箱に同梱のペンダントも最初は微妙だと思っていたが、胸ストラップなしでカメラを装着できるのは意外と快適で、筆者も多用している。
撮影した4K映像は高品質で、2.7K解像度の100fpsスローモーション映像も良好だ。フルHDなら200fpsまで撮影できるが、個人的には2.7Kの方が画質は好みだ。前モデルよりビットレートが向上しており、動きのあるシーンの画質も向上してる気がすると感じる。明るい屋外では色味が鮮やかでダイナミックレンジも広く、影の部分までしっかり描写される。
手ブレ補正も優秀で、走ったり自転車に乗ったりしても、GoPro並みにブレの少ない映像が撮れる。
筆者は主に4KのFreeFrameモードを30fpsで、あとから好きな縦横比に編集するスタイルで使用している。1080pなら50fpsまで撮影できるが、画質重視で4Kをメインに使ってる。アプリを使えば映像の転送や編集、カラープロファイルの変更やエフェクトの追加も手軽だ。画角が16mm相当で、先代のGo 3の11mmより少し狭いが、使ってみるとあまり気にならない。
難点はストレージを増設できない点と、バッテリーの持ちが心もとない点だ。64GBモデルは足りないと感じることもあり、128GBモデルを選ぶほうが安心だろう。また、モバイルバッテリーを常に持ち歩くとさらに心強い。
主な仕様は下記の通りだ。
・カメラサイズ:26.5 × 53.2 × 23.6 mm
・アクションポッドサイズ:63.5 × 48.3 × 30.5 mm
・カメラ重量:39.1g
・アクションポッド重量:96.3 g
・動画解像度:最大4K
・防水性能:最大水深10 m(カメラ単体)
・バッテリー駆動時間:最大140分(アクションポッド使用時)
旅が多い人にとっては、このInsta360 Go 3Sのコンパクトさと手軽さが本当に助かる。だが、GoProやDJI、Akasoなど、他のメーカーからも優れたアクションカメラはたくさん出ており、そこは用途や好みに合わせて選ぶのが良いだろう。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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