この充電器はペルチェ素子内蔵で「iPhone」を冷やしながらワイヤレス充電できる【レビュー】

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2025年03月24日 17時30分

 ワイヤレス充電は便利だが、発熱しやすいのが欠点だ。不要な熱は充電の効率を落としたり、バッテリー寿命に悪影響を与えたりするからだ。

 一部のメーカーは、充電パッドにファンを搭載して熱を抑えようとしている。だが、気温が高い時期だとあまり効果がないし、ケースをつけていると充電効率が落ちてしまう。

 そんな悩みを解決したのがTORRASのワイヤレス充電器「PolarCircle Qi2」だ。電気で冷やす「ペルチェ素子」内蔵のファンを備え、iPhoneを冷やしながら充電できる。Qi2に対応し、磁力でピタッとくっつくため不意に外れる心配もない。

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TORRASのペルチェ素子内蔵Qi2充電器(Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET) TORRASのペルチェ素子内蔵Qi2充電器(Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET)
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筆者がサーモカメラで撮影した様子。充電中にも関わらず発熱が抑えられている(Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET)
筆者がサーモカメラで撮影した様子。充電中にも関わらず発熱が抑えられている(Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET)

 さきほどまでiPhoneに繋がっていた充電パッドに触れてみると、しっかり冷えていることがわかる。筆者がサーモカメラで想定したところ、8度程度まで冷えていた。ファンの音もかすかで、そばに置いても気になることはなかった。

充電パットはとても冷えている(Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET)
充電パットはとても冷えている(Adrian Kingsley-Hughes/ZDNET)

 側面には、冷却をオフにできるボタンが付いている。コネクタはUSB-Cで、最低30Wの給電が必要だ。つまり、30W出力対応のACアダプタかモバイルバッテリーが必要になる。付属のUSB-C to USB-Cケーブルは約1.5mあって、そこそこ質もいい。

 さらに、この充電器はスタンドとしても使える。背面のリングを起こすと、スマホをちょうどいい角度に立てかけられる。これも地味に便利だ。

 ひとつ注意したいのは、この充電器は普通の15Wワイヤレス充電器よりも多くの電力を消費する点だ。モバイルバッテリーから給電すると効率が落ちるので、最も効率的に充電したいならケーブル直結が一番だ。

 特にゲームをする人には、このワイヤレス充電器は嬉しいだろう。筆者は他社の冷却ファン付きワイヤレス充電器も試したことがあるが、ファンだけだと冷却性能に限界があった。本機はペルチェ素子で冷却できるため違いは歴然だ。

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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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