アップルの「AirTag」はネットワーク対応のBluetoothトラッカーとしてとても便利だが、バッテリー残量が少ないという警告が出ても、実は電池を交換しなくて大丈夫な場合がある。
AirTagはAppleのFind Myネットワークを活用して、iPhoneユーザーにとって頼りになるBluetoothトラッカーだ。位置情報はかなり正確で、スピーカーや超広帯域通信(UWB)にも対応している。「CR2032ボタン電池」で動作するため、バッテリー交換が不可のトラッカーより相対的に維持費も安い。
だが、問題が起きることがある。筆者はAirTagを鍵や財布、バッグ、子どもたちに持たせる用に使っているが、最近やたらとバッテリー警告の表示が出るのだ。しかも、電池を交換してから数週間でまた警告が出ることが何度かあった。調べると、同じような悩みを抱えている人は少なくないようだ。
たが、どうやら原因は単純で、AirTagと電池の接点をキレイにするだけで解決する場合がある。筆者も「こんな簡単に直るのなら、家中引っかき回して鍵探しに2時間も費やすんじゃなかった…」と思ったほどだ。
用意するものは、問題のAirTagと乾いたマイクロファイバークロスだ。
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手順としては、まずAirTagの林檎マークの部分を指で押しながら回す。するとカバーがパカッと外れ、中にあるCR2032電池を取り出せる。
そして、電池をマイクロファイバークロスで優しく拭こう。あまり強くこすらず、できるだけ指の油が付かないように注意する。
最後にAirTag本体の接点部分も軽くクロスで拭いてから、電池を戻してカバーを閉める。これで、もし電池残量の警告が誤表示だとすれば、再装着後にバッテリー残量がフル表示に戻るはずだ。
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子どもが誤飲しないようにするための苦味コーティングが付いたCR2032電池の場合、AirTagが誤って電池切れと判断してしまう場合がある。
拭いてもAirTagのバッテリーが回復しない場合は、新しい電池に交換する必要がある。Find Myアプリの中でAirTagのファームウェアアップデートも確認してみよう。それでもすぐにバッテリー切れになる場合はハードウェアの不具合の可能性もあり、Appleサポートに相談してみると安心だ。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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