筆者はもう大概のものを見たと思っていた。しかし、中国のInfinixがMobile World Congress(MWC)2025に先立ち三つ折りのコンセプトスマートフォンを発表したことで、今回のMWCでは他にどのような発見があるかと気になってきた。
三つ折りの画面を搭載するスマートフォンとしては「HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN」が先行しているが、Infinixは三つ折りという大胆な形状に斬新なアレンジを加えた。同社の「ZERO Series Mini Tri-Fold Concept Device」は、現代の縦折りスマートフォンに近く、サムスンやGoogleなどのタブレット型になる折りたたみ製品とは一線を画している。
世界初3つ折りスマホの衝撃--「HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN」を試す
正直なところ、Infinixがこれまでに公開したレンダリングや製品画像では、折りたたみの機構がどうなっているのか正確には分からない。プレスリリースには、「垂直方向に折り畳まれる二重ヒンジ」とだけ書かれている。MWCの会場で、もう少し詳しく確認してみるつもりだ。
Infinixはこの折りたたみ式コンセプトについて、スポーツジムの機器に取り付けてワークアウトの記録に使ったり、バックパックに装着してアクションカメラとして利用したり、リアルタイムの多言語翻訳をして双方から閲覧可能にしたりするなど、複数のユースケースを提案している。
また、この特性によりリアカメラで自撮りをすることも可能になる。この機能は縦折りスマートフォンにも見られるものだ。三つ折りの構造が何らかの形で使い勝手を向上させることを期待したい。
なお、これはあくまでコンセプトであるため、Infinixは最大の画面サイズなど、仕様に関する情報を公開していない。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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