自分の上着が、強風から身を守るだけでなく、電子機器の電源にもなると想像してみてほしい。さらに、それを着ると映画「スター・ウォーズ」の「ジェダイ」のような姿になれるとしたらどうだろう。
Ankerはソーラーパネルや蓄電池のブランド「Anker Solix」の下、ポンチョのようなこの上着を開発した。筆者はバルセロナで開催中のMobile World Congress(MWC)でプロトタイプを目にし、実際に試着してみた。これほどクールかつ奇妙な気分になったのは初めてだ。
Ankerがクローク(外套)と呼ぶこのジャケットには、ペロブスカイトという鉱物の結晶構造を利用した20個以上のソーラーセルが付いており、この構造がセルにある程度の柔軟性を持たせている。30WのUSB-C出力端子のある付属ケーブルでモバイルバッテリーまたはデバイスに接続すれば、外で歩き回ったりくつろいだりしながら電子機器を充電できる。
フード部分の光る青いラインが、クールで未来的な雰囲気を演出している。夜に外出する際に、周囲からはっきり分かるようにして安全を確保するのにも役立つだろう。
この外套はレインコートに似ており、表面は滑らかで、軽く、ファスナーが付いている。着ると、ソーラーセルはアイロンで付ける大きなワッペンのように感じられるが、右腕と肩の部分では小さめの三角形になっているため、肘を曲げるなどの動きがしやすくなっている。左前と背中のパネルは長方形だ。
なお、このソーラー外套はまだコンセプト段階にあり、製品化されるかは不明だ。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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