スマホを充電できる「ソーラー外套」をMWCで試着してみた

Abrar Al-Heeti (CNET News) 翻訳校正: 編集部2025年03月03日 15時43分

 自分の上着が、強風から身を守るだけでなく、電子機器の電源にもなると想像してみてほしい。さらに、それを着ると映画「スター・ウォーズ」の「ジェダイ」のような姿になれるとしたらどうだろう。

ソーラー外套を着た筆者 提供:Andrew Lanxon
※クリックすると拡大画像が見られます

 Ankerはソーラーパネルや蓄電池のブランド「Anker Solix」の下、ポンチョのようなこの上着を開発した。筆者はバルセロナで開催中のMobile World Congress(MWC)でプロトタイプを目にし、実際に試着してみた。これほどクールかつ奇妙な気分になったのは初めてだ。

 Ankerがクローク(外套)と呼ぶこのジャケットには、ペロブスカイトという鉱物の結晶構造を利用した20個以上のソーラーセルが付いており、この構造がセルにある程度の柔軟性を持たせている。30WのUSB-C出力端子のある付属ケーブルでモバイルバッテリーまたはデバイスに接続すれば、外で歩き回ったりくつろいだりしながら電子機器を充電できる。

横から見た様子 提供:Andrew Lanxon/CNET
※クリックすると拡大画像が見られます

 フード部分の光る青いラインが、クールで未来的な雰囲気を演出している。夜に外出する際に、周囲からはっきり分かるようにして安全を確保するのにも役立つだろう。

 この外套はレインコートに似ており、表面は滑らかで、軽く、ファスナーが付いている。着ると、ソーラーセルはアイロンで付ける大きなワッペンのように感じられるが、右腕と肩の部分では小さめの三角形になっているため、肘を曲げるなどの動きがしやすくなっている。左前と背中のパネルは長方形だ。

スマホを充電する様子 提供:Andrew Lanxon/CNET
※クリックすると拡大画像が見られます

 なお、このソーラー外套はまだコンセプト段階にあり、製品化されるかは不明だ。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

コンセントに挿して充電器にもなるAnkerのモバイルバッテリー(価格をAmazonでチェック)

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]