米Amazonは、短編動画や写真のフィードで商品を紹介する「Inspire」機能を終了した。Inspireは「TikTok」のような形式で、インフルエンサーやブランド、ユーザーが作成したコンテンツを通じて商品を発見し、購入できるというもの。米国向けにモバイルアプリで提供されていた。
同社の米国向けウェブサイトには、「AmazonショッピングアプリではInspireの提供を終了した」と書かれている。
TechCrunchによると、Amazonの広報担当者はこの件について、「当社は顧客が最も重視することに沿えるよう、さまざまな機能を定期的に検証しており、その一環としてInspireの提供を終了した」とコメントしたという。
AmazonはInspireを2022年12月に導入。フィードはカスタマイズ可能で、写真や動画の右下隅にあるリンクから、商品を購入できるページにアクセスすることができた。しかし、TechCrunch によると、同社が2023年にクリエイターに動画の投稿を依頼した際、提示した報酬が低すぎるとして物議を醸した。最大500本の動画に対して1万2500ドル(現在のレートで約190万円)、または1本あたり25ドル(同約3800円)を提示したとされる。
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