新拡張パック「時空の激闘」がアップデートされたポケモンカードゲームアプリ「ポケポケ」。個性豊かな「サポート」「グッズ」に加え、「ポケモンのどうぐ」が加わったことで、戦略に幅が生まれた。ポケポケライフがますます奥深いものになっていることだろう。
さて、今回は「完全無課金でポケポケイベント5連勝できる「ゆるふわノンexデッキ」とは【攻略法】」でご紹介した「ゆるふわノンexデッキ」を、「時空の激闘」アプデ以降も使えるかを検証した。
以前のデッキのまま戦って歯が立つか立たないのかをやってもイマイチ面白くないので、貯めていた砂時計で「時空の激闘」を数パック開封。ゲットした新カードを組み合わせた「ゆるふわノンexデッキ改」で挑戦した。アプデ後にレアカードをゲットできず、エンブレムイベントを諦めている人の心の支えになれば幸いだ。
前回に続き、今回も無課金アカウントでの挑戦だ。新パックのカードは全く揃っていないが、気になっていた「アカギ」と「ゴツゴツヘルメット」が手に入ったので「ナツメ」「スピーダー」と入れ替えた。
「アカギ」は「相手のベンチのダメージを受けているポケモンを1体選び、バトルポケモンと入れ替える」という効果で、「ナツメ」の上位互換の様なものだ。「ゴツゴツヘルメット」は「このカードをつけているポケモンが、バトル場で相手のポケモンからワザのダメージを受けたとき、ワザを使ったポケモンに20ダメージ」という内容だ。
ゆるふわノンexデッキは、火力が割と低め、逃げるの消費エネルギーが全て1と、機動力が◎。倒されても1ポイント、みんなが主力という個性豊かなポケモン3種のデッキというのが特徴だ。ここで改めて、中心カードと立ち回りを説明しよう。
たねポケモンの「リグレー」のヒットポイントが60、1進化の「オーベム」のHPが90。オーベムの「マインドジャック」の能力はベンチポケモンの数×20+10ダメージと、最大70ダメージ。1進化、1エネで攻撃が可能なため、デッキ内1の機動力を誇る。相手の状況によっては進化前の「リグレー」の方がダメージが出ることがあることも注意が必要だ。
2進化の「フラージェス」は攻撃80、HP120に加え、なかま全員のHPを20回復する。たねポケモンの「フラベベ」はねむり効果の「みつめる」持ちで、「クリムガン」の「さめはだ」や「ゴツゴツヘルメット」でもダメージを受けずに利用できる点も注目だ。
たねポケモン。相手のバトル場のポケモンのエネルギー数×20+30ダメージ。必然的にexポケモンに対するアタッカーの役回りが多くなる。HPが80と少なめなことを意識した立ち回りが重要。ベンチに出すと警戒されがち。
このデッキの特徴は、特殊環境下以外での攻撃力は総じて低めなので、「ゴツゴツヘルメット」の20ポイントが勝負を分けるシーンが以前のデッキより増えると想定。また、細かいところでは「幻の石板」を「モンスターボール」と入れ替えた。「モンスターボール」×1と「幻の石板」×2から「モンスターボール」×2と「幻の石板」×1という変更だ。
「幻の石板」の入れ替えに関しては、後半のデッキの構築スピードが若干落ちるデメリットがあるが、前回のチャレンジでは「幻の石板」の2枚目は持て余す傾向があった。入れ替えることで立ち上がりにたねポケモンを早く引けるよう、スピードを重視した構成だ。
加えて、眠り時に「スピーダー」を「きずぐすり」と間違えて事故った事があったので、残り1つの「スピーダー」を「リーフ」に入れ替えた。ただし、全キャラ逃げるコストは1のため、コレは単なるうっかり事故防止となっている。
そして、今回も実践の前にステップアップバトルやエキスパートバトルで肩慣らしした。各種新exデッキなども経験し、「ゴツゴツヘルメット」と「アカギ」を使った勝ち筋、どうにも「メガヤンマex」が手強い事などを体感した。CPU相手でも苦戦するので、人間相手だと勝てる気がしない。
まず、アップデート当日に連戦を試した。結果は5戦4勝1敗、勝率だけみたら8割だ。早速この結果を友人に報告すると「今検証しても意味なくない?」と正論で返され、更に検証を重ねた。
アプデで追加されたポケモン相手の立ち回りに慣れたのと、「アカギ」「ゴツゴツヘルメット」を良いタイミングで使った結果、2日後の再検証は5戦4勝1敗。「メガヤンマex」「ディアルガex」デッキにボコられた以外、新パックで入手した「ゴツゴツヘルメット」と「アカギ」を生かして快勝だ。
これも、友人に伝えると、相手の超序盤での降参が2戦含まれていたこと、バトル相手のデッキに新パックのカードが少ないことなどの指摘があり、更に後日検証をすることを勧められた。厳しい。「勝つことのメリット」が経験値くらいしかないイベント非開催時では、相手の本気度も違い確かに降参が多い。とはいえバトルのメモも残しているので1000文字近くがボツになって放心状態だった。
更に2月後、8戦で7勝し、スクショとともに報告したところ「まもなく始まるエンブレムイベントが良い」「8戦の内容が良くない」とまたもやダメ出しされた。そこで、条件を話し合い細かく決めて、「時空の激闘 エンブレムイベント」で再チャレンジを行うことにした。条件は以下の通りだ。
今回の「時空の激闘 エンブレムイベント」は、エンブレムの獲得条件が「連勝」ではなく「累計勝利数」のため、「超序盤での相手の降参が2以下」の条件が中々厳しかった。しかし苦戦の末、12勝負内での条件を満たすことに成功した。以下が連戦の記録だ。
「クリムガン+ゴツゴツヘルメット」で硬い盾を作られている間に、「ダークライex」の「ナイトメアオーラ」で進化前のたねポケモンのHPが着実に削られ、逃げた所を「アカギ」で引っ張り出され、連続撃破。さらに後半には「ジバコイル」っぽい仕込みもあり、完敗そのものだった。
負け:1敗
「サンダーex+ゴツゴツヘルメット」と「フラージェス+ゴツゴツヘルメット」の殴り合いからスタート。回復がある分有利な展開。その後「パチリスex+ゴツゴツヘルメット」に苦戦するも、気絶しないギリギリでバトル場に出たり入ったりを繰り返し、9分近い長丁場のすえ、最後は「アカギ」で引っ張り出し勝利した。新カード「アカギ」、使える。
勝ち:1勝1敗
相手は「ダークライex」を盾にして「マニューラex」に進化する戦略。進化した「マニューラex」がバトル場に出た瞬間、「アカギ」を使い「ダークライex」を引きずり出して気絶させて2対0。勝ちを確信したところで「マニューラ」にひっくり返され負けた。「大きなマント」が欲しい、と心から思った1戦で、こちらも9分近い長丁場だった。
負け:1勝2敗
「フラージェス」まで最短で進化し、「ペラップ」を気絶、「ウツボット」の「あまいわな」はポケポケでは初被弾。1ポイントずつお互いにとったところで「ポケモンの笛」とのコンボでこちらのたねポケモンが更に1体気絶、この組み合わせは中々強烈だなぁと。「大きなマント」付きの2エネ「ウツボット」の気絶が確定したところで向こうが降参した。相手に「ポケモンの笛」が2枚あったら負けていたかもしれない。
勝ち:2勝2敗
「クリムガン+ゴツゴツヘルメット」の盾役だが、相手がベンチに2枚カードを出していたので、「オーベム」を交代しつつ「マインドジャック」2発で気絶、更に「ルージュラ」を即応状態で待機。「ダークライex」に攻撃したところで相手は進化した「ジバコイル」と交代。すかさずアカギで「ダークライex」を引っ張り出し、「フラージェス」でトドメで勝利。約10分の長丁場だった。
勝ち:3勝2敗
バトル場にいた「マナフィ」を2ターン目で気絶、相手は進化した「カメックスex」に「ゴツゴツヘルメット」を装備。「ねむり」でバトル場の「カメックスex」を追い込むも、バトル場の「カメックスex」と交代。負けたと思った所で「博士カード」で「アカギ」を引いて、バトル場の「フラージェス」を前に出しトドメを指して勝ち!と思いきや、「アカギ」が使えない…ベンチの「フラベベ」の「ねむり」が正しい選択だった。
負け:3勝3敗
ゆるふわノンexデッキには珍しい、一方的勝利の回。こちらは最短で進化したフラージェスに「ゴツゴツヘルメット」を装備。2エネ状態の「ゴローン」を気絶。相手側のベンチの「マーシャドー」が前に出るも「リベンジ」発動のエネがなく最短で勝利。相手が「ゴローン」を捨てて「マーシャドー」のリベンジで「フラージェス」を気絶させていればもう少し長引いただろう。
勝ち:4勝3敗
「オーベム」で弱らせた「パルキアex」を「ルージュラ」と入れ替え気絶。その後「マナフィ」を出して次のターンで出た「パルキアex」と入れ替えるも、「アカギ」で「マナフィ」を引っ張り出し勝利。理想的な勝ち方だった。
勝ち:5勝3敗
「リグレー」で「サカキ」を使い2回目で「マナフィ」を気絶、その後「オーベム」に進化後、2体目の「マナフィ」を気絶、「シャワーズ」がバトル場に登場し、勝利を確信。だが、その後「パルキアex」が登場、「大きなマント」をつけられ「シャワーズ」に溜まったエネルギーが「パルキアex」に、一気に3体連続気絶させられて逆転敗北となった。
負け:5勝4敗
記憶に残る1戦。相手は「スコープ」と「レッドカード」を各2回ずつ使用、また「サカキ」などもベストタイミングで使ってきて、こちらが手を間違えたというよりは相手に「最善手」を全て出された感じの負けだった。ほぼ全てのターンで何かしらのグッズやサポートを利用され、心の底から完敗と感じた。
負け:5勝5敗
最初のターンで「フラベベ」の「ねむり」からの「ミツハニー」を気絶。続いてバトル場には「エアームド」が登場、こちらは「フラベベ」を進化させつつ、「オーベム」に犠牲覚悟で交代。この時点で、「ルージュラ」と「フラージェス」は1エネがつく即応体制に。1発入れたあと「フラージェス」に進化させて「エアームド」を気絶。バトル場に出てきた「ディアルガex」が「オーベム」を撃破後、「ルージュラ」で「ディアルガex」に110ダメージ。引っ込んだとしても手元に「アカギ」があるので、この時点で勝ち確定だ。相手の降参で終了。
勝ち:6勝5敗
「ミュウex」も「クレセリアex」もゆるふわノンexデッキは得意とするところだ。「ミュウex」の「ゲノムハック」は極論、こちらがデッキコントロールをすれば「オーベム」に10ダメージしか与えられない。「クレセリア」との殴り合いなら「フラージェス」の方が強い。「ルージュラ」で「クレセリア」を無難に1体倒したのち、もう1体の「クレセリア」も控えた「フラージェス」の「ブルームシャイン」で勝ち確定になった時点で相手が降参。
勝ち:7勝5敗
12番勝負の最終結果は、12戦中7勝、勝率は6割弱だった。全てが最善手必須のヒリヒリ感がたまらない中、まずまずの結果を残した。超序盤での「降参」もいれると全体では7割近い勝率だ。新パックとの相性も「フラージェス」と「ゴツゴツヘルメット」の組み合わせも強く、「アカギ」によるピンポイントの引っ張り出しも「ゆるふわノンexデッキ」の火力の低さをよく補ってくれた。
最初の縛りがあったので「幻の石板」や「モンスターボール」を「ポケモン通信」に変えられなかったが、ここであれば、なシーンは数回あった。また、「大きなマント」や「ヒカリ」も入手できればこのデッキとの相性が良さそうだ。「リーフ」があることによるメリットより、「ナツメ」でダメージがない状態でも相手を引っ張り出せる分岐を持つか、または「サカキ」がもう1枚あってもいいかなとも思った。
さて、実験完了後「幻の石板」と「ポケモン通信」を入れかえ、無事新環境のexカードデッキが組めない状況で45勝の証のエンブレムを入手した。諸々制約もなくなったので、たまっている砂時計で、ゲットチャレンジやパック開封をし、「ゆるふわノンexデッキ」の改造を更に楽しんでみようと思う。
「時空の激闘 エンブレムイベント」は2月25日の14時59までだ。頑張ろう!
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