「AIを使った作品」集めたオークションに芸術家らが反発、中止求める

 大手オークションハウスのChristie’sが、人工知能(AI)を使って制作されたアート作品のみを集めたオークションを開催すると発表し、反発を呼んでいる。

出品される絵画の1つ 提供:Christie’s
※クリックすると拡大画像が見られます

 「Augmented Intelligence」と題するこのオークションは、2月20日から3月5日まで開催される。Christie’sはAIが描いた絵をオークションにかけたことはあるが、AIを使った作品のみを対象にオークションを開催するのは、大手オークションハウスとして初の試みだ。

 一部のアーティストらはこれに対し、出品される作品の多くは、人間が制作した作品を無断で利用して訓練されたAIモデルを使ったものだとして反発している。オークションの中止を求めるオンライン署名のウェブサイトには、本稿掲載時点で3400件近い署名が集まっている。

 オークションには、Refik Anadol氏やHarold Cohen氏、Pindar Van Arman氏など、アートとテクノロジーの境界で活躍するアーティストによる20点以上の作品が出品されるという。

Christie’sの発表
オンライン署名のサイト

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]