Appleは米国時間1月27日、「iOS 18.3」をリリースした。「Apple Intelligence」(現時点では言語を英語に設定すると利用可能)など一部の機能を改良したほか、複数のバグを修正した。バグの1つは他者に不正アクセスを許す可能性があるもので、旧バージョンのiOSに対して積極的に悪用されたおそれがあるという。
アップデートをダウンロードするには、「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」の順に選択し、「今すぐインストール」をタップして画面の指示に従う。
Appleによると、今回のアップデートでは20以上のバグが修正され、その1つである「Core Media」フレームワークの脆弱性(CVE-2025-24085)は積極的に悪用された可能性がある。
この脆弱性により、不正なアプリケーションが特権を昇格させる可能性があるという。情報セキュリティの研究・認証機関であるEC Councilによると、特権昇格により、悪意のある人物がデバイスの機密データにアクセスできるようになる。iOS 18.3にアップデートすることは、そうした不正アクセスの防止に役立つ。
Appleは、このバグがiOS 17.2より前のバージョンのiOSに対して悪用された可能性があるという報告を認識していると述べた。このバグがそれ以降のiOSに影響したかは不明だが、最大限の保護を得るために、今すぐデバイスをアップデートするのが最善策だ。
Appleのサポートページこの記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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