想像してみてほしい。あなたは穏やかな眠りについており、心地よい夢の中にいる。徐々に、ある音が聞こえてくる。それは、最初はかすかだが執拗に鳴り続けるアラームで、徐々に音量が上がり、やがて激しく鳴り響く。あなたはゆっくりと目を開け、半ば覚醒しつつまばたきをする。しかし、恐ろしいことに、アラームが鳴ったのは設定より数時間も遅かったことに気づき目を見開く。冷水を浴びたような衝撃が走り、穏やかな朝の余韻は打ち砕かれる。
最悪だ。しかし、この問題は長年、少数の「iPhone」ユーザーが遭遇してきたもののようだ。
Android Authorityが報じたように、Redditのある投稿では、午前10時30分に目覚めるためにセットしたアラームが12時42分に鳴ったとされている。これを受けて、さらに多くのコメントが寄せられ、アラームやリマインダーに問題があったと報告している。これらの問題はなかなか解消せず、一部のユーザーは確実に目覚めるための代替手段を見つけなければならなかった。
iPhoneのアラームの不具合は、2010年や2019年にも報告されている。筆者も時折iPhoneユーザーから、アラームの不具合に関する報告を受けてきた。
Redditのある投稿者は、この問題は2015年にリリースされた「iOS 9」にさかのぼると指摘している。別の投稿者(hairbowgirl)は、この問題の原因について考えを述べた。
「友人の兄弟でAppleのソフトウェアアーキテクトをしている人は、スタンバイモードでスマートフォンの正面に顔があると認識されている場合に、(この問題が)発生する場合が多いと言っていた。私は彼が正しいと思う。友人も私もスマートフォンを伏せて置くようになってからアラームは完璧に信頼できるようになったためだ」
この説明が正しければ、「画面注視認識機能」をオフにすれば問題は解決するはずだ。
なお筆者は長年、iPhoneと「Apple Watch」のアラームを利用しているが、iPhoneをベッドの横に置いて、就寝中に私の顔を認識するようにしても、問題は一度も起きたことがない。また、長年にわたって何度もこの問題を再現しようとしたが、成功したことはない。
Appleがこの問題を調査し、修正するのに十分な情報があることを願っている。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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