DMMビットコイン、廃業を正式発表--顧客資産はSBI系へ移管　482億円相当流出で

　DMM Bitcoinは12月2日、顧客資産を2025年3月をめどにSBIホールディングス傘下の暗号資産取引所「SBI VCトレード」に移管すると発表した。移管完了後、DMMビットコインは廃業するという。

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　DMM Bitcoinを巡っては、5月31日に当時約482億円相当の4502.9ビットコインが不正流出した。その後、グループ内から550億円を調達し、顧客資産の全額保証を実施していた。

　「5月31日に発生した暗号資産の不正流出に関し、当社は調査を継続している。この間、暗号資産の出庫処理や現物暗号資産の買い注文の受付などのサービスの利用を制限してきたが、このような状況が長引くことは、ユーザーの利便性を大きく損なうと判断した」（DMM Bitcoin）

　移管に伴い、DMM Bitcoinに開設済みの口座および預かり資産（日本円、暗号資産）は、2025年3月頃をめどにすべてSBI VCトレードに移管される。なお、レバレッジ取引における未決済ポジションは移管対象外となるため、移管前の一定の期日までに決済を予定しているという。

　具体的な移管日や移管方法は、決定次第速やかに開示するとしている。

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