日本郵便とAutomagiは9月30日、最適な配送方法をナビゲートするアプリ「ぽすめじゃー」を共同で開発したと発表した。同アプリは27日にサービス提供を開始している。
ぽすめじゃーは、アプリ内のカメラで送りたい荷物などを撮影することで、そのサイズを自動計測する。ユーザーが宛先地の情報、重量、条件などを入力すると、自動計測したサイズに基づき、利用可能な配送サービスと料金や運賃が表示され、多様な配送方法の中から、適切なサービスを選択できる。
本アプリの構築には、Automagiが保有する三辺計測技術を活用。レーザー光を対象物へ向けて照射し、その反射光が戻ってくるまでの時間をもとに対象物との距離や形状を測る技術「LiDAR」(ライダー)で取得した空間情報を、Automagiの技術で処理し、対象物を認識して辺の長さを算出する。
これにより、利用者が手動で荷物を計測したり、多様な選択肢から条件に合う配送サービスを探し出す手間が不要になり、より適切な配送サービスを選択できるという。
日本郵便は、郵便物やゆうパック、ゆうパケットなど、配送ニーズに合わせた多様な配送サービスを提供している。一方で、配送サービスの選択肢が増えたことで、最適なサービスを見つけ出すことが難しいケースがあり、ユーザーの利便性向上に向けて改善を検討していたという。
初期リリースは、iOS版の「iPhone Pro」シリーズに対応するアプリを配信。リリース後はiPhone Proシリーズ以外や「Android」にも対応するアプリの開発を目指しつつ、段階的な機能追加やUIとUXの改善を、両社共同で行っていくという。
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