国立大学法人東北大学とパナソニック ホールディングスは9月6日、「パナソニック ホールディングス×東北大学 共創研究所」(共創研究所)を設置し、活動を開始したと発表した。「知的財産」で未来をつくる共創を手掛けていく。
共創研究所は7月1日に東北大学 青葉山キャンパス内に設置。東北大学の「共創研究所」制度を活用し、東北大学と共にパナソニックHDが目指す新たな「知的財産」を用いた社会実装を推進していく。
パナソニックHDは「知財起点のオープンイノベーション」を推進しており、これまで培ってきた知的財産を活用し、自社事業に限らず、技術やアイデアを持つ企業や組織と共創し、社会課題の解決を目指してきたとのこと。
今回の取り組みは、知的財産等の無形資産を社会実装につなげるためには事業ニーズとの間を埋める活動が必要との思いからスタートしたもの。東北大学と、この事業ニーズとの間を埋めるさまざまな研究テーマの創出と研究を推進することで、社会実装に貢献していくという。
活動内容としては、次世代無線通信に関する研究を実施し、研究成果から規格に向けたアイデアを抽出し、知的財産化。東北大学との共創によるアイデアを社会実装につなげていくほか、無形資産(知的財産)を起点とした共創を促進していくとのこと。
運営総括責任者は東北大学 大学院情報科学研究科 特任教授でパナソニック ホールディングス 知的財産本部 主幹の関章氏が務め、運営支援責任者には東北大学 大学院情報科学研究科 研究科長 兼 応用情報科学専攻 教授の加藤寧氏が就く。設置期間は2027年6月30日まで。
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