勘定奉行をはじめとする奉行クラウドなどの基幹業務システムを提供しているオービックビジネスコンサルタント(OBC)とPayPayは8月21日、給与デジタル払いの機能連携に関する基本合意を締結したと発表した。
給与デジタル払いをめぐっては、労働基準法施行規則の一部改正により、2023年4月から給与をスマホ決済の残高や電子マネーなどで支払えるようになった。また、スマホ決済事業者のPayPayは、8月9日に厚生労働大臣から給与デジタル払いに対応する資金移動業者としての指定を受け、2024年内にすべてのPayPayユーザーを対象に「PayPay給与受取」機能の提供を予定している。
今回の基本合意によって、PayPayが提供する「PayPay給与受取」と、OBCが提供する『奉行Edge 労務管理電子化クラウド』の機能を2025年春をめどに連携させる。これによって、従業員から給与デジタル払いに必要な情報をWebで収集し、給与奉行クラウドを通じてシームレスに給与をデジタル払いできるようになる。
OBC側は「PayPayとの基本合意に基づき、『PayPay』と『奉行クラウド』がシームレスに連携できるようになることで、これから給与デジタル払いを採用する企業の業務負荷を軽減し、企業価値向上および従業員満足度向上に貢献できると考えている」とコメントしている。
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