モビリティ SaaS「Park Direct(パークダイレクト)」を運営するニーリーは、サカイ引越センターと資本業務提携契約を結んだと発表した。モビリティプラットフォーム構築を目指し、包括的連携を始める。
ニーリーが運営するPark Directは、月極駐車場の募集から契約業務、契約後の月額使用料の収納代行や顧客管理までをオンラインで実現するモビリティSaaS。今回の資本業務提携により、サカイ引越センターが持つ顧客ネットワークとニーリーが有する IT技術と駐車場管理のノウハウを組み合わせ、相互のシナジー創出を狙う。
具体的には、引越ユーザーへの月極駐車場オンライン契約を提供するほか、サカイ引越センターの車両での「Park Direct for Business」活用による、引越車両、駐車場管理の効率化、引越後の充電インフラ整備をサポートする、EV充電器設置サービスなどを手掛けていく計画。そのほかにも双方のネットワークを生かし、複数の取り組みを実施していくという。
同日には、ニーリーがシリーズBラウンドにおいて、総額45億7000万円の資金調達をしたことも発表。JPインベストメントや日本政策投資銀行のほか、Keyrock Capital Management、SBI インベストメント、全国保証イノベーションファンド(全国保証CVC)、Value Chain Innovation Fund(セイノーホールディングCVC)、tb innovations(東京貿易グループCVC)、BRICKS FUND TOKYO(三菱地所CVC)などに加え、サカイ引越センターも投資家に名を連ねる。サカイ引越センターはこれがスタートアップ投資第一号案件になるという。
ニーリーは今回の資金調達により、累計資金調達額が102億円に達した。調達した資金は、人材採用、プロダクト開発、マーケティング投資などに充てるとしている。
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