休日に家でのんびりしたのに、仕事の疲れが取れない――。このように感じている人は多いだろう。実はその疲れは、脳の疲れからきているのかもしれない。
本書は、文筆家やタレントとしても広く活躍する脳科学者の著者が、脳の疲れを解消する方法を科学的な視点で解説した1冊である。身体を休める重要性は誰もが知るところであり、多くの人は、身体を休めさえすれば私たちは元気になると考えている。しかし、疲れを完全にリセットするためには脳を休ませなければならず、そのためには別のアプローチが必要だと著者は語る。
スマホを例にとってみよう。現代の私たちの脳が疲れやすい原因の一つはスマホやタブレットにあるため、それらの電子機器を見ずにボーッとする時間こそが脳を休めることにつながる、と著者は指摘している。要約者は早速このアドバイスを実行し、昼休みにスマホを触る習慣を改めてボーッと過ごすようにしてみた。すると、確かに午後の疲労感が少なくなったのだ。著者が説くように、何もせずにボーッと過ごすひとときは時間の無駄などではなく、脳を休めるために必要不可欠な時間なのである。
本書には、脳が疲れるメカニズムや、脳の疲れを取る方法が数多く紹介されている。このところ疲れて仕事のパフォーマンスが悪いという人は、ぜひ本書のメソッドを実践してほしい。脳を休ませることで得られる効果を、身をもって実感するはずだ。
今回ご紹介した「脳をしっかり休ませる方法」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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