中小企業・個人事業主のホームページ作成ツール「ペライチ」を提供しているペライチは8月5日、参考にしたいサイトのURLを入力するだけで、AIが目的に合った最適なホームページを自動で生成する新機能「ペライチクリエイトアシスタント」をリリースした。
同社によれば、中小企業や個人事業主がホームページの制作にあたり「ページ構成を決められない」「社内にノウハウがない」などを理由として、多くの事業者が業者に発注しているのが現状。また同社の調査によれば、外注の場合は納品までに11営業日以上かかり、制作費として10万円以上のコストがかかることが、起業したての事業者にとって大きな負担となっていることを指摘する。
ペライチクリエイトアシスタントでは、参考にしたいサイトのURLを入力するだけで、AIが最適化されたサイトを、ペライチで自動生成。AIがサイト内の画像やテキストなどを自動で読み込み、目的に合ったデザインやページ構成を導き出す。10分程度で生成され、 そのページは手直しも可能。これにより迅速にページを制作できるという。
また、ペライチはプロのデザイナーが作成した600種類以上のテンプレートを無償で提供。ページの目的やターゲットに合わせて、最適なデザインやページ構成を提案するデザイナーの思考プロセスをAIが学習。「どのテンプレートを選んだらよいか分からない」「ページ内に必要な要素が分からない」といった悩みを解消するという。
同社では、ECモールの自社ページを読み込み、自社のオンラインショップを作成するといったことのほか、外注している自社ホームページを内製化によるランニングコストの削減、過去に作成した古いページの構成を最適化、セミナーの概要ページを読み込み予約受付ページを作成といった活用を想定しているという。
なおAIの実装においては、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWS)の生成AIに関する技術支援を得て開発。「Amazon Bedrock」による生成AIアプリケーションの構築に挑戦したという。今回活用した技術は業界においても新規性の高い取り組みとしており、特許を出願中としている。
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