個人サイトやスタートアップのサイト、商品の宣伝サイト、SNSからの流入の受け皿となるランディングページなど、少ないページ数に情報を盛り込んだホームページのニーズは近年高まりつつある。そんな中で注目を集めるのが、ソフトウェアを必要とせず、またHTMLやCSSの知識がなくとも、ブラウザ上でテンプレートを選んで文章や写真を挿入することで、簡単にホームページが作成できてしまうサービスだ。
ここ数年で劇的に増えたこれらのサービスは、かつては考えられなかったほど見栄えのよいページを、数分もあれば作成できることが特徴だ。今回は、俗に「ウェブサイトビルダー」と総称されるこうしたホームページ作成サービスのうち、無料のまま継続利用でき、かつスマホからの閲覧に対応したサービスを厳選して5つ紹介する。ほとんどのサービスは海外製だが、いずれも日本語のインターフェースが用意されており、ヘルプも大部分が日本語なので、英語が苦手なユーザーでもとっつきやすいはずだ。
海外で高いシェアを持つ独国のホームページ作成サービス。日本国内ではKDDI ウェブコミュニケーションズが提供する。好みのレイアウトを選んだのち、メールアドレスとパスワードを入力して会員登録。サブドメインを選択するとホームページの雛形が出力されるので、テキストや画像など必要な要素を埋めることでホームページを公開できる。URLのフォーマットは「任意の文字列.jimdo.com」。独自ドメインやネットショップ、アクセス解析が使える有料プラン(月945円~)も用意されている。
こちらも海外で高いシェアを持つイスラエルの老舗ホームページサービス。メールアドレスとパスワードを入力して会員登録をしたのち、ホームページのジャンルとテンプレートを選択。ホームページの雛形が出力されるので、テキストや画像など必要な要素を埋めることでホームページを公開できる。URLのフォーマットは「ユーザー名.wixsite.com/サイト名」で、1人のユーザーが複数のサイトを管理するのに向く。一定の帯域幅が保証され、独自ドメインにも対応した有料プラン(年契約で月416円~)も用意されている。ネットショップ機能が利用できるプランはは月1641円から。
今回紹介する中では唯一国産となる新興のホームページ作成サービス。名前とメールアドレスを入力して会員登録をするとマイページが作成されるので、ジャンルの中からテンプレートを選択。テキストや画像など必要な要素を埋めることでホームページを公開できる。URLのフォーマットは「peraichi.com/landing_pages/view/任意の文字列」。無料プランは公開ページ数が1ページに限定されており、複数ページ対応で独自ドメインやフォーム機能が使える有料プラン(年契約で月833円~)も用意されている。ネットショップ機能はなく、別サービスと組み合わせる必要がある。
米国のホームページ作成サービス。名前とメールアドレスを入力して会員登録をしたのち、ホームページのジャンルを指定。テキストや画像など必要な要素を埋め、最後にURLを設定することでホームページを公開できる。URLのフォーマットは「任意の文字列.strikingly.com」。商品は1つまでながら無料プランでもストア機能が利用できる。月5Gバイトまでという帯域幅の制限やページ数の上限が緩和され、独自ドメインにも対応した有料プラン(年契約で月8ドル~)も用意されている。他サービスに比べて少ないページ数のホームページ作成に強みをもつ。
米国の老舗ホームページ作成サービス。名前とメールアドレスを入力して会員登録を行ったのち、ホームページのジャンルを選んでテーマを選択。サブドメインを設定したのちドラッグ&ドロップでページに要素を挿入し、編集を行うことでホームページを公開できる。URLのフォーマットは「任意の文字列.weebly.com」。独自ドメインに対応し、Eコマース機能も利用できる有料プラン(月8ドル~)も用意されている。初回利用時に、SMSによる確認コード受信のために電話番号の入力が必要な場合がある。
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