単なる内輪ネタか、あるいは実現不可能な夢物語なのかもしれないが、Logitechの最高経営責任者(CEO)であるHanneke Faber氏は、The VergeのNilay Patel氏と会談した最近のポッドキャストで、同社が有料のソフトウェアアップデートを含む可能性のある「フォーエバーマウス(forever mouse)」を検討していることを認めた。
2023年から同社を率いるFaber氏は、ソフトウェアアップデートで新機能が追加され、長く使い続けられるプレミアムマウスの可能性について語った。
ポッドキャストでこの話題に触れたやり取りの中でFaber氏は、プレミアムマウスを購入すれば「もう二度とそれについて心配しなくていい。現在のビデオ会議サービスと似たようなものだ」と述べた。Patel氏がマウスとビデオ会議サービスは異なるものとして認識されていると指摘すると、Faber氏は笑いながら「確かにそうだが、素晴らしいものだ。ダイヤをちりばめたマウスのようなものと考えてほしい」と答えた。
Faber氏は、マウスやキーボードは一部の消費者によって毎日使われているが、その平均価格は世界的に約26ドル(約3900円)と非常に低いと語った。「Starbucksのコーヒー4杯分程度で、Nikeのランニングシャツよりも安い」と同氏は述べ、「人々の生産性を向上させ、人間の潜在能力を引き出すにあたり、この分野でさらなる価値を生み出す余地はまだたくさんある」とした。
同社は他の多くの企業と同様に、多数の労働者が自宅勤務を余儀なくされたパンデミックの最中に、コンピューター周辺機器の需要が急増した。その需要は落ち着き、同社はこれらの製品カテゴリーの一部に付加価値を加えたり、買い換えを促したりする方法を模索している。同社の最新製品の1つは、「ChatGPT」用のAIプロンプトビルダーを呼び出す専用AIボタンを搭載したワイヤレスマウスだ。
公開されたインタビューを見たソーシャルメディアユーザーは、マウスのサブスクリプションサービスという構想に好意的な反応を示さなかった。あるユーザーは、シーズンごとに無料コンテンツを提供するゲームを引き合いに、「バトルパスが付くのだろうか」と冗談を言い、別のユーザーは「何でもサブスクリプションにすればいいわけではない」と強く主張した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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