サムスンは、7月10日の「Unpacked」イベントで発表した新型イヤホン「Galaxy Buds3 Pro」の出荷を米国で延期したことを明らかにした。
複数のユーザーがこのイヤホンについて品質上の問題を報告した後、サムスンの米国向けウェブサイトでは、製品の配送予定が8月28日になった。米国での公式な発売予定日は7月24日だったが、一部の顧客やレビュアーにはすでに限定数が届けられていた。
サムスンはAndroid Authorityへのコメントで、現行の製品をすぐには小売店に出荷しないことを認めた。
「初期生産のGalaxy Buds3 Proデバイスに関する報告が寄せられている。(中略)すべての製品が当社の品質基準を満たすよう、Galaxy Buds3 Proデバイスの流通チャネルへの配送を一時的に停止した」。さらに、同製品を入手済みの人には、問題が生じたらサムスンに問い合わせるよう呼びかけている。
最もよくある問題は、イヤーチップに関するもののようだ。複数の初期購入者が、チップを別のサイズに交換しようとして失敗し、プラスチック製の円形のベース部分だけが残ってしまったと報告している。サムスンの韓国語サポートページでは、イヤーチップを爪でつかまないよう警告しているが、そのメッセージはほとんどのユーザーに届いていないようだ。
Android Authorityは、イヤホンを注文した人にサムスンが送った電子メールも公開した。そこには、「現在、品質管理の検証を進めており、ご注文の配送が遅れる見込みです」と書かれている。さらに、サムスンは「今後数週間」のうちに新たな配送日について連絡するとしており、謝罪の言葉とキャンセル希望者向けのリンクでメールを締めくくっている。
期待度の高い製品の配送を1カ月も遅らせるのは大きなことだが、問題のある製品を送り出すよりはいいだろう。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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