アクセルラボ、戸建住宅向けスマートインターホン発売--「宅配」ボタンで再配達削減へ

　スマートホームサービス「SpaceCore」（スペース・コア）を開発するアクセルラボは7月3日、ナスタと共同で開発した戸建住宅向けのスマートインターホン「Nasta Interphone AL」（ナスタインターホン エーエル）の提供を開始したと発表した。

カラーラインアップはブラック、シルバー、ホワイトの3種類
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　Nasta Interphone ALは、訪問者の有無に関わらず、インターホンのカメラで24時間自宅前を録画する。対応できなかった際も、訪問者の用件を録画した映像と音声で確認でき、インターホンとしてだけでなく防犯カメラとしても活用できる。

　また、SpaceCoreで連携しているスマートロックや電気錠を組み合わせて使用すれば、子供が家に到着した際などに玄関のインターホンから家族のスマートフォンを呼び出し、アプリによる遠隔操作で鍵を解錠できる。これにより、子供の鍵管理の手間や不安を解消することができ、家全体のセキュリティ向上につなげられるという。

　さらに、従来の「呼出」ボタンに加えて宅配専用のボタンを設置する。「宅配」ボタンを押すことでインターホンから宅配ボックスへ誘導する自動音声が流れ、不在時のほか、在宅中でも対面せずに荷物を受け取れる。

「呼出」ボタンに加え「宅配」ボタンを設置
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　SpaceCoreで提供している「スマート宅配ボックス」と組み合わせて利用すると、SpaceCoreアプリに受け取り通知が届き、宅配業者の来訪確認から投函荷物の内容確認までを一元で管理することも可能だ。

インターホンから宅配ボックスへの投函を誘導
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　アクセルラボによると、社会全体の侵入犯罪は年々減少しているが、住宅のみに着目すると減少率が低く、特に一戸建てが住宅全体の73.3％の割合で窃盗の標的となっている。これまでSpaceCoreは集合住宅向けのスマートインターホンを提供していたが、このような社会背景のもと、戸建住宅に特化したセキュリティ機能の高いNasta Interphone ALの提供を決定したという。

　また物流業界では「物流の2024年問題」が課題となっており、ドライバー不足が深刻化している。Nasta Interphone ALは少ないターン数で宅配便を受け取れる環境を整え、再配達の削減にも貢献していくという。

プレスリリース