カカクコムは6月26日、DGフィナンシャルテクノロジーと協業し、カカクコムが運営するレストラン予約サービス「食べログ」の多言語版において、インバウンド向けネット予約サービス「インバウンド予約」を本格的に展開すると発表した。
食べログ多言語版のインバウンド予約は、掲載されている店舗情報、写真、口コミといった情報を自動翻訳により多言語で提供すると共に、空席カレンダーから予約を完了できる。対応言語は英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語。ネット予約が可能な店舗の数は約3万5000店で、今後も拡大していく予定だという。
また、総合決済サービスを手がけるDGフィナンシャルテクノロジーとの協業により、店舗のキャンセルポリシーに抵触した場合、キャンセル料金を請求する機能を実装する。これにより、飲食店に大きな影響を与える無断キャンセルに対応できるという。
カカクコムで代表取締役社長を務める村上敦浩氏は、「訪日客数は高い水準で推移している。飲食店としては、訪日客の需要を取り込みたいというニーズが高まってきている一方で、キャンセルに関する課題があり、ネット予約の開放には消極的な面もあった。今回提供するサービスでは決済ソリューションを活用することでキャンセルのリスクに対応し、飲食店が安心して訪日客からのネット予約を受け付けられるようにする」とコメント。今後は、店内の訪日客対応に関するオペレーションをサポートするサービスなども展開していく予定だという。
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