ドワンゴは6月19日、大規模なサイバー攻撃を受けて一時停止中の「ニコニコ」について、ライブ配信サービス「ニコニコ生放送」の新バージョン「ニコニコ生放送(Re:仮)」をリリースした。
ニコニコ生放送(Re:仮)は、サービス停止中でもユーザーがリアルタイムで交流を楽しめるよう、「ニコニコ動画(Re:仮)」に続き、開発チームの有志によって3日間で構築されたもの。サービス負荷を考慮し、ライブ配信番組の視聴やコメント投稿といった必要最低限の機能を備えたバージョンで、初期リリースでは単一チャンネルからスタートする。ニコニコ公式番組のみの対応で、アカウントなしで無料で視聴できるが、アクセス集中を避けるため、国内からのみ利用可能としている。
現在YouTubeで配信中の「サイバー攻撃からのニコニコ復旧を見守る場所」を常設するほか、来週以降はボカロ/ゲーム/音楽/2.5次元/VTuber/声優/スポーツ/ニュース報道などのジャンルから、過去に放送した公式番組を中心に配信予定。チャンネル数も順次増やしていく予定としている。
同社では「サービスを縮小しての提供となりますが、これまで以上に“みんなで一緒に見る”という共有体験をお楽しみいただける機会になれば」とコメント。今後の番組ラインナップについては、決まり次第告知するとしている。
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