TOPPANデジタルとgumi、譲渡不可トークンのSBT活用で協業

 TOPPANデジタルとgumiは、譲渡不可のトークンであるSBT (ソウルバウンドトークン)を活用し、ユーザーによる「推し活」の実績をリアル・バーチャル相互で活用できるビジネスの実現を目指し、2024年6月上旬より本格的に協業を開始する。

  TOPPANデジタルは、2022年よりアバターの真正性を証明する管理基盤「AVATECT」を提供。AVATECTRは、アバター本体の管理や本人認証に加え、アバターにSBTやNFT(非代替性トークン、Non-fungible token)、電子透かしなどを付与するサービス。アバターの不正利用やなりすましを抑止し、メタバース上でのプライバシーや著作権の保護を実現する。

 gumiは、ブロックチェーン技術とゲームなどのコンテンツプラットフォームを掛け合わせることによって、既存の推し活をデジタル領域にまで拡張するプロジェクトである「OSHI3」を推進。また、gumiは2024年3月に、OSHI3第一弾コンテンツであるブロックチェーンゲーム「ファントム オブ キル -オルタナティブ・イミテーション-」をリリースしている。

 TOPPANデジタルのAVATECTが提供するSBT発行・検証機能と、gumiが主体となって推進しているOSHI3プロジェクトを組み合わせ、SBTを活用した推し活の実績管理を実現する新規事業を創出するというもの。 AVATECTとOSHI3プロジェクトを組み合わせることで、ユーザーはゲーム内の実績をSBTとして保有・管理、第三者へ提示することが可能となり、プラットフォームに依存せず高い信頼性を確保した上でユーザーの実績が保証されるようになるという。

 この協業により、TOPPANデジタルのAVATECTで保有するSBTの発行・検証技術と、gumiが持つOSHI3やモバイルオンラインゲームなどのノウハウを融合させ、両社はSBTを活用して、イベントなどのリアルと、ゲームなどのバーチャルを融合させた推し活コンテンツ事業の実現を目指していくという。

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