ASUS JAPANは5月15日、SIMフリーのゲーミングスマートフォン「ROG(アールオージー) Phone 8」シリーズを発表した。
最上位モデルの「ROG Phone 8 Pro Edition」のほか、「ROG Phone 8 Pro」「ROG Phone 8」の3機種。いずれも公式ウェブサイトや「楽天市場」「Amazon.co.jp」「ビックカメラ」「ヤマダデンキ」といった取り扱い先で、5月17日に発売する。
ROG Phone 8は、本体サイズが高さ163.8mm×幅76.8mm×奥行き8.9mm、重さが225g。価格(以降、価格は全て税込)は15万9800円。
6.78インチ、FHD+(2220×1080ピクセル)のLTPO AMOLEDディスプレイ(2220×1080ピクセル)を採用し、最大リフレッシュレートは165Hz、ピーク輝度が2500ニト。狭額縁デザインを採用し、画面占有率は94%になるという。
OSは「Android 14」で、内蔵メモリーはRAMが16GB、ROMが256GB。CPUは「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3」を搭載する。バッテリー容量は5500mAhで、65Wの急速充電の場合は約39分で満充電できる。Qi規格にも対応する。
カラーは「レベルグレー」「ファントムブラック」の2色展開。いずれも背面にLEDを搭載し、ROGロゴをさまざまな色やパターンで光らせることができる「AURA RGB」機能を備える。
カメラ機能は、背面が5000万画素の広角カメラと、1300万画素の超広角、3200万画素の望遠カメラ、前面が約3200万画素となる。
従来モデル「ROG Phone 7」同様、SoCの位置を中央としつつ2分割のバッテリーで挟むセンターレイアウトSoCを採用。内部の冷却システムは改良し、冷却性能は従来モデルと比較して20%向上させたという。
そのほか、認証は指紋と顔に対応。3.5mmイヤホンジャックにnanoSIMスロットを2基備え、防水・防じん性能はIP65/IP68相当となる。「FeliCa」も搭載し、おサイフケータイや交通系ICなどが利用可能だ。
ゲーム向け機能としては、新機能を含めて26種類のアシストツールを搭載。オートプレイが可能なゲームで有効にするとゲームを最小化しても起動したままにできる「バックグラウンドモード」では、終了時間などが設定可能となった。本体側面のボタンを画面のさまざまなタップ操作に割り当てられる「AirTriggers」、さまざまなゲームアプリを統合管理するアプリ「Armoury Crate」なども引き続き搭載する。
ROG Phone 8 Proは、ROG Phone 8からROMを512GBに強化。カラーはファントムブラックのみを展開する。価格は17万9800円。
背面はAURA RGBではなく、「AniMe Vision」を搭載。341個のプログラム可能なミニLEDを搭載し、バッテリー残量や時間など、ロゴ以外にもさまざまな表示を設定可能だ。
最上位モデルのROG Phone 8 Pro Editionは、ROG Phone 8 ProからRAMを24GB、ROMを1TBに強化。価格は21万9800円で、電源ボタンやクーラーボタン、イヤホンジャックなどを備える1万2480円の外付けクーラーユニット「AeroActive Cooler X」を同梱する。カラーはファントムブラックのみとなる。
ROG Phone 8シリーズは、「ゲームは、日常というフィールドへ」をコンセプトに展開する。
ASUS JAPAN システムビジネス事業部 テクニカルプロダクト シニアマネージャーを務める阿部直人氏は、「従来モデルと比較して15.2%も薄型化させており、より持ち運びやすくなった。普通のスマホの感覚でゲーミングスマホを持ち運べる。バッテリー容量やワイヤレス充電、おサイフケータイへの対応など、ゲームユーザーだけでなくゲームをやらないユーザーも触りやすい製品」とアピールする。
ASUS JAPAN 代表取締役社長を務めるAlvin Chen氏は、昨今話題のAIについて、「さまざまなブランドがAI PCやAIデバイスといった、ユーザーそれぞれの経験に合うパーソナライズされたAI体験を提供しようとしている。クアルコムの生成AI対応のSoCであるSnapdragon 8 Gen 3を搭載したゲーミングスマホの新製品が加わることで、ASUSは全てのモバイルデバイスAI機能に対応するトータルソリューションを提供できる」と話す。
なお、ROG Phone 8シリーズでは、ゲーム内の会話やセリフに含まれるキーワードを認識してテキストデータを素早くキャプチャできる「AI Grabber」や、ネットワークに未接続状態となるオンデバイスでの端末内画像検索機能などのAI機能を備える。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」